センチメンタルマキアート

シド 4thアルバム『センチメンタルマキアート』

『センチメンタルマキアート』は、シドが2008年2月20日にリリースした4枚目のアルバムです。デンジャークルー・レコードから発売されました。

概要

前作から1年3ヶ月ぶりのアルバムであり、その初動売上は前作の累計売上と同水準に達するほどの人気ぶりでした。初回限定盤A、Bには、TV放送された映像（未公開映像を含む）を収録したダイジェストビデオが付属しています。

また、初回限定盤、通常盤ともに、コレクションカードが2枚ずつ封入されています。カードは全12種類（+α）あり、12種類全ての裏面を合わせるとメンバーの集合写真になるというユニークな仕掛けが施されています。初回限定盤A、B、通常盤では封入されるカードの種類が異なっています。

収録曲について

アルバムには、以下の楽曲が収録されています。

1. 証言
この楽曲では、メンバーのしんぢが「あまり音を重ねたくない」と考えていたにも関わらず、明希の「ギタオケ（ギターオーケストラ）っぽくしたい」という要望に応え、6本ものギターサウンドを演奏しています（ダブルを含む）。

2. 夏恋
6thシングルとしてリリースされた楽曲です。

3. 右手のスプーンと初恋とナイフ
インディーズ時代に制作された楽曲の中で、最も演奏時間が短い楽曲です。楽曲はいくつかのサビに分かれており、その間にはインターやギターソロが挿入されます。特筆すべきは、1番サビの「先生僕には」からラスサビの「それがひどく」までの歌詞が全て1行で構成されており、通常の楽曲に見られる単語間の句読点やスペースが一切含まれていない点です。

4. 蜜指〜ミツユビ〜
7thシングルとしてリリースされた楽曲です。

5. smile
5thシングルとしてリリースされた楽曲です。

6. Dear Tokyo
サビの一部の主メロディーを、ボーカルのマオを除くメンバー全員で歌唱している点が特徴です。また、ライブではファンも一緒に歌うのが恒例となっています。

7. 涙の温度
8thシングルとしてリリースされた楽曲です。このアルバムを引っ提げて行われたツアーでは、ダブルアンコールで「微熱」が演奏される時以外は、全てのライブの最後に演奏されました。メジャーデビュー後のライブでも、最後に演奏されることがあります。

アルバムを彩る要素

『センチメンタルマキアート』は、シドの音楽性の幅広さと、メンバーそれぞれの個性が光る作品です。シングル曲はもちろんのこと、アルバム収録曲も聴きごたえがあり、コレクションカードなど、ファンを楽しませる様々な要素が盛り込まれています。シドの魅力を堪能できる一枚と言えるでしょう。

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