セント・レヴァン男爵

セント・レヴァン男爵は、1887年にジョン・セントオービンが叙爵されたことに始まるイギリスの男爵位です。これは、ヴィクトリア女王即位50周年を記念した七男爵家の一つに数えられます。

歴史

セントオービン家は、17世紀中葉に準男爵位を与えられたことから興りました。しかし、1839年に準男爵位は廃絶。その後、エドワード・セントオービンが1866年に新たな準男爵位を得て、これが現在のセント・レヴァン男爵家の起源となります。

エドワードの息子ジョンは政治家として活躍し、1887年にセント・レヴァン男爵に叙されました。彼はまた、コーンウォール王立地理学会の会長も務めています。

2代男爵は第一次世界大戦に従軍。3代男爵はフランシスが、4代男爵はジョンがそれぞれ爵位を継承しました。4代男爵ジョンは、ダイナモ作戦時に大学を中退し、ダンケルクの救出作戦に参加したことで知られています。現在の当主は、4代男爵の甥であるジェームズです。

一族の邸宅は、コーンウォール州のセント・マイケルズ・マウントにあります。男爵家のモットーは「自分に厳しく」です。

現当主の保有爵位

第5代セント・レヴァン男爵ジェームズ・セントオービンは、以下の爵位を保有しています。

第5代セント・レヴァン男爵
第6代準男爵

セント・レヴァン男爵 一覧

初代準男爵：サー・エドワード・セントオービン（1799–1872）
第2代準男爵：サー・ジョン・セントオービン (1829-1908)（1887年セント・レヴァン男爵創設）
初代セント・レヴァン男爵：ジョン・セントオービン（1829–1908）
第2代セント・レヴァン男爵：ジョン・タウンゼンド・セントオービン （1857-1940）
第3代セント・レヴァン男爵：フランシス・セシル・セントオービン（1895–1978）
第4代セント・レヴァン男爵：ジョン・フランシス・アーサー・セントオービン （1919–2013）
第5代セント・レヴァン男爵：ジェームズ・ピアーズ・サウスウェル・セントオービン（1950-）

爵位の法定推定相続人は、現当主の息子ヒュー・ジェームズ・セントオービン閣下です。

関連項目

セント・オービン準男爵
* エドワード・セントオービン

もう一度検索