ゼイビア・セデーニョ

ゼイビア・セデーニョ：MLB投手としての軌跡

ゼイビア・セデーニョは、1986年8月26日、プエルトリコのグアヤリニャで生まれました。左投左打の投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）で活躍しました。

プロ入りとキャリア初期

2004年、コロラド・ロッキーズからMLBドラフト31巡目で指名を受けますが、すぐに契約せずマイアミ・デイド大学に進学。翌年、ロッキーズと契約を結びプロ入りを果たします。しかし、2010年開幕前に自由契約となり、その年はどの球団にも所属せず過ごしました。

アストロズ時代とメジャーデビュー

プエルトリコのウィンターリーグで好成績を残したセデーニョは、2011年1月にヒューストン・アストロズとマイナー契約。AA級、AAA級を経て、同年9月16日、シカゴ・カブス戦でメジャーデビューを飾ります。2012年には左のショートリリーバーとして44試合に登板しました。

WBCでの活躍とナショナルズ時代

2013年3月には、第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプエルトリコ代表に選出され、チーム最多の7試合に登板。準優勝に貢献しました。同年4月、ウェイバー公示を経てワシントン・ナショナルズに移籍。ナショナルズでは防御率1.50、WHIP1.00と好成績を残しましたが、アストロズ時代と合わせた通算成績は防御率6.57と低迷しました。2014年、2015年も登板数は限られていました。

レイズ時代での活躍

2015年4月、ドジャースを経てタンパベイ・レイズへ移籍。レイズでは61試合に登板し、防御率2.09と好成績を収めました。ナショナルズ時代を含めた通算成績は防御率2.35、4勝1敗という好結果となりました。2016年も安定した成績を残しました。しかし、2017年は左腕の怪我により、わずか9試合の登板に終わりました。オフにはノンテンダーFAとなりました。

晩年のキャリア

2018年、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、メジャー復帰を果たします。同年8月にはミルウォーキー・ブルワーズへトレード移籍。その後、2019年にはシカゴ・カブスと契約しましたが、同年オフにFAとなりました。

投球スタイル

セデーニョはスリークォーターから、平均89mph（約143km/h）のカッターと平均81mph（約130km/h）のカーブを主に使用していました。2016年以降は速球の使用率が上昇し、カッターが主体となりました。

まとめ

ゼイビア・セデーニョは、メジャーリーグで10年以上にわたって活躍した左腕投手です。数々の球団を渡り歩きながらも、持ち前の三振奪取能力と安定した投球で、チームに貢献しました。WBCでの活躍も記憶に残るキャリアとなりました。彼のMLBでの経験は、将来の若手投手たちにとって貴重な財産となるでしょう。

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