ソウルエッジボーイ/キモノジェットガール

AAA 8thシングル「ソウルエッジボーイ/キモノジェットガール」：新たな境地を開拓した両A面シングル

2006年7月19日、avex traxよりAAAの8枚目のシングル「ソウルエッジボーイ/キモノジェットガール」がリリースされました。前作「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」から約2ヶ月ぶりとなる本作は、AAAにとって初の両A面シングルという大きな試みでした。さらに、CD ONLY、CD+DVD(boys盤)、CD+DVD(girls盤)という3形態での発売も、グループの成長と意欲を象徴する出来事と言えるでしょう。

楽曲の魅力：対照的な2曲

このシングルは、大きく異なる魅力を持つ2曲を両A面に据えていることが大きな特徴です。

「ソウルエッジボーイ」は、男子メンバーが歌唱するデジタルロックナンバーです。作曲は大西克巳、作詞はササキオサム、そして編曲にはabingdon boys schoolの柴崎浩という豪華な布陣。疾走感あふれるサウンドと力強い歌声は、聴く者の心を掴んで離しません。さらに、オンラインゲーム『ラグナロクオンライン』のイメージソングとして起用されたことで、多くのゲーマーにも知られる存在となりました。

一方の「キモノジェットガール」は、女子メンバーが歌唱を担当する楽曲です。作詞・作曲を21st Century Stars (ROLLY Ster KATO Ster)が手掛け、編曲は吉本匡孝。洗練されたメロディーと、軽快なリズムが特徴的な、ポップでキャッチーな一曲です。楽曲タイトルからも想像できるように、日本の伝統衣装である着物と現代的なジェットガールという、相反するイメージが融合した、独創的な世界観が魅力となっています。

収録内容：多様なバリエーション

3形態それぞれの収録内容にも注目です。CD ONLY盤には、「ソウルエッジボーイ」、「キモノジェットガール」、そしてライブ音源「Friday Party」と両A面のインストゥルメンタルバージョンが収録されています。一方、CD+DVD盤はboys盤とgirls盤の2種類があり、それぞれ「ソウルエッジボーイ」と「キモノジェットガール」のミュージックビデオが収録されています。加えて、CDにはライブ音源「きれいな空」も収録されており、ライブパフォーマンスの魅力も堪能できます。

これらのバリエーション豊かな収録内容は、ファンにとって大きな魅力となっていることでしょう。それぞれの形態で異なる楽曲や映像を楽しむことができるため、コレクター心をくすぐる要素も十分に備わっています。

まとめ：AAAの進化と挑戦

「ソウルエッジボーイ/キモノジェットガール」は、AAAが新たな境地を開拓したシングルと言えるでしょう。両A面シングルという挑戦的な試み、そして3形態での発売は、グループの成長と自信を示すものでした。楽曲の多様性、そしてミュージックビデオやライブ音源といった付加価値の高いコンテンツによって、リスナーにAAAの幅広い魅力を伝えることに成功しています。このシングルは、AAAの歴史において重要な1枚であり、彼らの音楽性と表現力の進化を象徴する作品と言えるでしょう。

もう一度検索