ソウルキャリバーIV

ソウルキャリバーIV

『ソウルキャリバーIV』（ソウルキャリバーフォー、SOULCALIBUR IV）は、バンダイナムコゲームスが開発した3D武器格闘アクションゲームで、ソウルシリーズの第6作目です。本作は、シリーズで初めてオンライン対戦機能を導入した重要な作品であり、SF映画『スター・ウォーズ』からのキャラクターも登場するといった新たな試みがなされました。

ゲームの概要

本作は、CERO: C（15歳以上対象）のレーティングを受けた最初のソウルキャリバータイトルとなり、シリーズ全体の集大成とも言える内容です。これまでの作品からの進化を遂げ、さまざまな面でパワーアップを果たしています。ただし、家庭用版の恒例とも言える演舞やプロフィール閲覧機能は廃止されています。特に目を引くのは、キャラクタークリエーションモードの進化です。これにより、プレイヤーは体格を選択でき、声の音程も変更可能になりました。

さらに、本作からはオンライン対戦が実装されましたが、PS3とXbox 360の両機種間で直接対戦を行うことはできません。2008年8月4日には、両プラットフォームの全世界累計販売本数が200万本を突破したと報告されました。また、2009年8月27日には、この作品を基に新要素や新キャラクターを追加した『ソウルキャリバー Broken Destiny』がPlayStation Portable用ソフトとしてリリースされました。

システムの変更点

ガードインパクト

本作においては、従来の攻撃を弾く「ガードインパクト」の仕組みが改良されました。相手の攻撃をタイミングよく捌くことが可能ですが、今回は投げ攻撃がガードインパクトによって弾けないように変更されています。また、捌き時には相手がうつ伏せに倒れる形に改良され、より制限の難しい「ジャストインパクト」を成功させることで投げを弾くことが可能です。

クリティカルフィニッシュ

新たに導入された「クリティカルフィニッシュ」は、攻撃を防ぎ続けることでソウルゲージが減少し、ゼロになると「ソウルクラッシュ」という現象が発生します。この際に特定のコマンドを入力することで、残り体力を無視して相手を倒すことができるシステムです。

登場キャラクター

本作には多彩なキャラクターが登場します。レギュラーキャラクターにはヒルダ、ジークフリート、ナイトメア、ザサラメール、ティラなども含まれ、キャラクター数は非常に豊富です。また、追加キャラクターとして『ソウルキャリバー Broken Destiny』からのダンピエールが登場します。

ボーナスキャラクター

本作には、著名なアーティストがデザインしたオリジナルキャラクターも存在します。これらのボーナスキャラクターは、技や勝利ポーズにおいてレギュラーキャラクターと同様のモーションを持っています。具体的なキャラクターにはシェラザード、アンゴル・フィア、修羅、アシュロットなどがいます。

ゲストキャラクター

さらに、特筆すべきは『スター・ウォーズ』シリーズからのゲストキャラクターの登場です。ダース・ベイダー、ヨーダ、アプレンティスなどがフィーチャーされ、特にPS3版では追加コンテンツとして解放されることが多いです。

スタッフ

本作の制作ディレクターは佐々木勝利氏、リードプログラマーは星野正昭氏が務めました。

『ソウルキャリバーIV』は、革新的な体験と多彩なキャラクターが魅力の日本製ゲームとして、ファンに長く愛されている作品です。

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