ソウルクレイドル 世界を喰らう者

ソウルクレイドル 世界を喰らう者

『ソウルクレイドル 世界を喰らう者』は、2007年に日本一ソフトウェアから発売されたPlayStation 2用のシミュレーションRPGです。特徴的なキャラクターデザインはtoi8氏が担当し、音楽は佐藤天平氏が手掛けています。

ゲームシステム

キャラクターメイキング

ディスガイアシリーズのような上位職の概念はありませんが、GP（ギグポイント）を消費することで、最初から高レベルのキャラクターを作成可能です。作成できるレベルの上限は主人公のレベルに依存します。

ギグコマンド

ギグの力の一端を使い、敵や町人からアイテムを盗んだり、町人に喧嘩を売ったりできます。

必殺技・連携技

部隊のリーダーが使用できる強力な必殺技は、使用回数に制限があります。また、特定の条件を満たすことで、固有キャラクター同士、攻撃タイプ、同職業による連携技が発動可能です。

部屋

部隊は「部屋」と呼ばれる3×3のマスにキャラクターを配置することで編成します。部屋には前列・中列・後列があり、配置によって攻撃方法が変化。部屋効果と呼ばれる特殊能力や、キャラクター強化に必要な部屋パワー（RP）も存在します。

強化の試練

ディスガイアシリーズのアイテム界に似たシステムです。部屋を選択して試練に突入すると、ランダム生成されるステージで戦闘が開始されます。ステージクリアで部屋パワーや報酬を獲得でき、20階層クリアごとに部屋の配置人数が増加、部屋効果も上昇します。

マイホーム

購入したマイホームを使用すると、強化した部屋をいつでも呼び出すことができます。強化状態が保存されるため、強化し直す手間が省けます。

裏ルート

2周目以降、特定の条件を満たすと裏ルートへ進むことができます。主人公がギグと共に殺戮を繰り返す、ダークな展開が特徴です。仲間になるキャラクターも表ルートとは一部異なり、コーホートのみが共通しています。

個別END

表ルートでは、キャラクターごとに好感度が設定されています。好感度は選択肢や連携技の使用によって上昇し、通常のエンディングを迎えた際に、好感度が最も高いキャラクターとの後日談が描かれます。ギグにも好感度と個別ENDが存在します。

ストーリー

かつて世界は、「影」と「世界を喰らう者」によって崩壊の危機に瀕しました。覇王メディアンの娘レナが「影」を滅ぼしましたが、「世界を喰らう者」は存在し続けていました。

200年後、レナが治める隠れ里に住む主人公は、里の守部として武器を授かります。しかし、その剣には「影」の魂であるギグが封印されており、主人公に契約を持ちかけます。主人公はギグと共に「世界を喰らう者」を倒す旅に出ることになります。

用語

世界を喰らう者

ギグと共に現れた巨人。下級神の一種であり、他にも存在します。

緋涙晶

強い魂の力がある者が、未練や強い想いを残して死ぬと生まれる結晶。魔術の力を引き上げる力があり、禁呪として扱われます。

ホタポタ

オウビスカ特産の食材。ギグの大好物です。

赤禍

かつて世界中で多数の死者を出した病。世界を喰らう者の一基、ヌトラがばら撒いていました。

種族

人間族、セプー、レッドフォッド、水棲族、ワーウィン族、クピト族、竜人族、ガジル人など、様々な種族が登場します。

登場人物

主人公（リベア）、ギグ、ダネット、レナをはじめ、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。

世界設定

本作の世界は、3人の「統べる者」によって運営されています。ハーフニィス界とガジル界の2つの世界が存在し、それぞれ異なる統治方針を持っています。

エンディングテーマ

「象牙の月の揺りかご」が、物語の感動をさらに深めます。

関連商品

攻略本やドラマCDなども発売されています。

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