ソフィー・ネリッセ

ソフィー・ネリッセ：類まれな才能を持つカナダの若手女優

ソフィー・ネリッセは、2000年3月27日、カナダのオンタリオ州ウィンザーで生まれました。教師である両親のもと、フランス系カナダ人の家系に育ちます。兄と、同じく女優として活躍する妹、イザベル・ネリッセの3人兄弟の真ん中です。4歳の時に家族と共にケベック州モントリオールに移住しました。

ネリッセの芸能界入りは、兄が演技に興味を示したことがきっかけでした。母親が3人の子供たちを連れてタレント・エージェントを訪れたことが、彼女の女優としてのキャリアの始まりとなります。クリエイティブ・アーティスト・エージェンシーに所属すると、すぐにコマーシャル出演の仕事を得るなど、順調な滑り出しを見せます。

本格的な役者デビューは、2011年に公開された映画『ぼくたちのムッシュ・ラザール』です。この作品で、アルジェリア人の小学校教師、バシール・ラザール（ムハンマド・フェラグ演）と交流する小学生のアリスを演じました。この素晴らしい演技で、ネリッセはジニー賞とジュトラ賞の最優秀助演女優賞を受賞。さらに、2013年度ヤングアーティスト賞最優秀主演若手女優賞（国際長編映画部門）にもノミネートされるなど、早くからその才能を高く評価されました。

その後もネリッセの活躍は続きます。2012年には映画『Ésimésac』でマリー・ジェリナス役を演じました。そして、彼女のキャリアを決定づけたのは、マーク・ザッカーバーグの小説を原作とする映画『やさしい本泥棒』への出演です。この作品で、彼女は第二次世界大戦下のナチス・ドイツで暮らす9歳の少女リーゼル役を熱演。共演にはジェフリー・ラッシュやエミリー・ワトソンといったベテラン俳優が名を連ねています。この作品での演技は高い評価を受け、フェニックス映画批評家協会賞、サテライト賞新人賞、放送映画批評家協会賞若手女優賞など数々の賞にノミネートされました。

さらに、キャサリン・パターソンの小説を原作とする伝記ドラマ映画『ガラスの家族』(The Great Gilly Hopkins)では、キャシー・ベイツと共演し、ギリー・ホプキンス役を演じました。

ソフィー・ネリッセは、幼い年齢から類まれな演技力を見せつけ、カナダのみならず世界中から注目を集める若手女優です。数々の賞を受賞し、数々の映画に出演することで、着実にキャリアを積み重ねてきました。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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