ソルハイムカップ

ソルハイムカップとは

ソルハイムカップは、女子ゴルフにおけるヨーロッパ選抜チームとアメリカ選抜チームが、2年に1度、腕を競い合う団体戦の大会です。男子ゴルフのライダーカップに相当する大会として知られています。
大会名は、ゴルフ用品メーカーであるピン（Ping）の創業者、カーステン・ソルハイム氏に由来します。

大会の歴史

第1回大会は1990年に開催されました。2002年の第7回大会までは偶数年に開催されていましたが、2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件の影響で、ライダーカップの開催が1年延期されたことを受けて、ソルハイムカップも開催時期の調整を余儀なくされました。その結果、2003年以降は奇数年開催となり、2024年大会から再び偶数年開催に戻ることが決定しています。

大会の特徴

ソルハイムカップ最大の特徴は、選手に賞金が支給されないことです。選手たちは、それぞれの国の代表としての誇りを胸に、チームの勝利を目指して戦います。

過去の成績

過去18回の対戦では、アメリカチームが10勝、ヨーロッパチームが8勝と、アメリカチームがわずかにリードしています。

記録

最多出場: 12回ローラ・デービース (欧州代表, 1990–2011)
最多ポイント: 25ポイントローラ・デービース (欧州代表) (22勝18敗6分)
シングルス最多勝利記録: 7勝ジュリ・インクスター (アメリカ代表) (6勝1敗2分)
フォアサム最多ポイント: 11.5ポイントアニカ・ソレンスタム (欧州代表) (11勝3敗1分)
フォーボール最多ポイント: 10.5ポイントローラ・デービース (欧州代表) (9勝7敗3分)
最年少出場: 17歳149日チャーリー・ハル (欧州代表) 2013年
最年長出場: 51歳91日ジュリ・インクスター (アメリカ代表) 2011年

今後の開催地

2026年: Bernardus Golf in Cromvoirt, オランダ (ダッチ・オープン開催コース)
2028年: バルハラGC（アメリカ合衆国ケンタッキー州）