ソン・イェジン

ソン・イェジン



ソン・イェジン(孫藝珍)は、1982年1月11日生まれの韓国の女優で、大邱広域市出身です。彼女の本名はソン・オンジンであり、同時に密陽孫氏の本貫を持つカトリック教徒でもあります。演技の道を志すようになったのは高校1年生の頃で、彼女は演技を学ぶためにソウル芸術大学に進学。1999年にソマン化粧品のCMでデビューを果たしました。このデビューは彼女の華やかなキャリアの始まりに過ぎません。

彼女は2001年、MBCの人気ドラマ『おいしいプロポーズ』で無名の新人として大抜擢されました。このドラマは多くのビッグネームがキャンセルされた中、最後の選択となったものですが、結果は大成功を収めました。そして、その後も彼女はユン・ソクホ監督の『夏の香り』でのヒロイン役を務め、彼女の清楚で華奢なイメージは多くの人々に愛されるようになりました。

また、彼女は『ラブストーリー』や『私の頭の中の消しゴム』といった映画でも主演を果たし、これらの作品は日本でも大ヒットを記録しました。この成功により、彼女は日本にも多くのファンを獲得。一度来日した際には、日本のメディアにも何度も出演し、彼女の人気を確かなものにしました。

2016年映画ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』の撮影時には、制作費の不足を解決するために、ギャラを返上する決断をしました。このような彼女の無私の姿勢により、映画は560万人以上を動員し、彼女自身も主演女優賞を受賞することとなりました。2019年には『愛の不時着』で主役を演じ、最終回では驚異的な視聴率を記録し、SNSでの影響力も非常に高まりました。このドラマはNetflixでも配信され、世界中で人気を博しました。

その後、2020年には新型コロナウイルスの影響を受けた地域への支援として、故郷の大邱に1億ウォンを寄付しました。この行動は彼女の優しい人柄を表しています。同年、ハリウッド映画『クロス』のヒロイン役にオファーが来たものの、撮影はコロナの影響で延期されました。

彼女の趣味は多岐にわたり、音楽や映画鑑賞、読書、そして水泳などに親しんでいます。特に水泳に関しては、高い実力を持っており、ドラマの中で水泳のシーンを撮る際には、共演者と接戦を繰り広げるほどです。また、周囲の人々への気遣いを忘れず、共演者やスタッフからの評価も高い彼女は、プロ意識にあふれています。

プライベートでは、2021年に俳優ヒョンビンとの交際が報じられ、その後正式に交際を認められました。2022年には結婚を発表し、同年11月には男児を出産するという幸せな家庭を築いています。

ソン・イェジンはその魅力的な演技と人柄で、多くの人々に愛されている女優です。また、彼女は長きにわたる俳優業の中で、多くの賞を受賞し、韓国エンターテインメント界で確固たる地位を築いています。これからの活躍にも大いに期待が寄せられています。

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