ゾーンモド

ゾーンモド（モンゴル語: Зуунмод）は、モンゴル国の中央部に位置する都市であり、トゥブ県の県都です。首都ウランバートルの南約30kmに位置し、ボグド・ハーン山の南麓に広がっています。市域面積は19.18平方キロメートルです。

地理

ゾーンモドは、ウランバートルから南へ約43kmの距離に位置しています。ボグド・ハーン山の南麓に位置し、自然に囲まれた環境が特徴です。

人口

2006年の統計によると、ゾーンモドの人口は約1万4660人です。

歴史

ゾーンモド市は、1942年にトゥブ県の県都として設立されました。それ以前は、ウランバートルがトゥブ県の県都でした。ゾーンモドの設立により、トゥブ県の行政機能が移転し、地域の中心都市としての役割を担うようになりました。

対外関係

ゾーンモドは、日本の浦河町（北海道日高振興局浦河郡）と姉妹都市提携を結んでいます。この提携を通じて、文化、経済、教育など、様々な分野での交流が行われています。

経済

ゾーンモドの主要な産業は畜産業です。広大な草原を利用した放牧が盛んに行われており、多くの家畜が飼育されています。2004年の統計によると、市内には約2万4000頭の家畜がいます。内訳は、ヤギが約8500頭、ヒツジが約1万2000頭、ウシが約2000頭、ウマが若干数となっています。ラクダは飼育されていません。

観光

ゾーンモドには、ゾーンモド寺院をはじめとする観光名所があります。自然豊かな環境の中で、モンゴルの歴史や文化に触れることができます。

ゾーンモド寺院

ゾーンモド寺院は、ゾーンモドを代表する寺院の一つです。地元の信仰の中心地として、多くの人々に親しまれています。歴史的な建造物であり、観光客にとっても見どころの一つとなっています。

ゾーンモドは、首都ウランバートルの近郊に位置しながらも、豊かな自然と伝統的な文化が残る魅力的な都市です。畜産業を基盤とした経済活動が行われ、姉妹都市である浦河町との交流も盛んです。ゾーンモド寺院などの観光名所もあり、モンゴルの魅力を体験できる場所として、近年注目を集めています。

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