タカトシの空飛ぶチェリーパイ

タカトシの空飛ぶチェリーパイ

『タカトシの空飛ぶチェリーパイ』は、2007年から2009年にかけてテレビ東京系列で放送されたバラエティ番組であり、タカアンドトシの初の全国ネット冠番組です。毎週火曜日の18:30から19:00に放送され、スキバラ枠からのゴールデンタイムへの進出を果たしました。この番組は、すでに人気のあった『ココリコミリオン家族』の後を継いでスタートしました。

番組は、当初「世界中の人たちと友達になろう！」というテーマを掲げ、外国人ゲストを招いて様々な企画を実施しました。タカアンドトシは、彼らと交流するためにさまざまなアクティビティやゲームを通じて盛り上げていきます。しかし、番組は次第にリニューアルし、テーマが「世界の料理」に移行、さらにはゲーム企画が多くなり、最終的にはゲーム番組に近い形となりました。特に後期には「DAROUクッキング」がメイン企画となり、外国人に関する内容はほとんど無くなっていきました。

番組名の由来は、タカアンドトシが行う定番のネタに由来しており、タカが「チェリーパイ!」と叫ぶと、トシが「欧米か!」とツッコむという形式が印象に残ります。このコーナーがあまりにも人気があったため、タイトルにも冠されました。

また、2008年からはすべての放送がハイビジョンで制作されるようになり、視覚的にも楽しめる番組となりました。2009年3月31日には放送が終了し、次の帯番組『ピラメキーノ』が始まることが決まっていました。

放送内容

DAROUクッキング

この企画では、タカアンドトシとゲスト3名がテーマに沿った料理を感覚だけで作り上げる姿が描かれました。参加者は料理を味見する機会があり、さらに「本物DAカード」を用いた足ツボマッサージにも挑戦しました。そんな中、見事に食のプロに認められると商品券がもらえる仕掛けがあり、ゲーム感覚で料理を楽しむことができます。

お菓子編

こちらもDAROUクッキングの一環として行われ、タカアンドトシが市販のお菓子をもとにした料理に挑む企画でした。プロからアドバイスを受けることができる「地獄のヒントカード」を利用し、試食に制限がない形で進行しました。このコーナーでも視聴者に向けたプレゼント企画が行われ、人々に愛される内容となっています。特に毎回酒が用意されており、タカがそれを飲むというユニークな演出が視聴者を楽しませました。

お絵かきレストラン

特別な食事を懸けて、タカとゲストが絵を使ったゲームに挑戦するコーナーです。「イメピタ4」や「お絵かき劇場」、「しりとリレー」などのゲームが用意されていました。それぞれのゲームでクリアするたびに料理が獲得できるというシステムで、視聴者をワクワクさせる要素が盛り込まれていました。

おふくろの味ワールドチャンピオンシップ

この企画では、タカと外国人タレントがそれぞれの国の料理を競い合う様子が描かれました。親しみやすい部分が視聴者に共感を得て、エンターテイメント性が高かったです。最終的には、タカが勝つとシールをゲットするというユニークなルールが加わりました。

出演者

番組はタカアンドトシがMCを担当し、繁田美貴がアシスタントとして参加。ナレーションはnonaが行い、個性豊かなゲストが毎回登場しました。男性感、女性感問わず、様々なゲストがフィーチャーされることで、番組は多様性がありました。

総じて『タカトシの空飛ぶチェリーパイ』は、タカアンドトシの魅力を最大限に引き出したバラエティ番組として、視聴者に愛された作品であったと言えます。

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