タクスィム広場

タクスィム広場は、トルコのイスタンブール新市街の中心に位置する広場で、その名はアラビア語の「分割、分配」を意味する「タクスィム」に由来します。オスマン帝国時代、都市に水を分配する施設が設けられた場所に、この広場は発展しました。

広場の特徴

広場の中央には、1928年にトルコ共和国の建国を記念して建てられた「共和国のモニュメント」がそびえ立ち、広場のシンボルとなっています。広場に隣接するタクスィム・ゲジ公園は、市民の憩いの場として親しまれています。

交通の要所

タクスィム広場は、イスタンブールの交通の要所でもあります。広場の地下には、イスタンブール地下鉄M2号線のタクスィム駅があり、市内各地へのアクセスが可能です。また、海上バスの発着場を結ぶ地下ケーブルカーF1号線の始発駅も設けられています。地上には、新市街の目抜き通りであるイスティクラル通りを走るノスタルジックトラムT2号線の始発駅があり、観光客に人気です。

周辺の見どころ

イスティクラル通り: タクスィム広場を起点とする歩行者天国で、高級ブランド店やレストラン、カフェなどが軒を連ねるイスタンブール随一の繁華街です。常に多くの人々で賑わい、活気にあふれています。
アタチュルク文化センター: 広場に面して建つ文化施設で、オペラやバレエ、コンサートなどが開催されています。イスタンブールの文化発信地としての役割を担っています。
* タクスィム・ゲジ公園: 広場に隣接する公園で、緑豊かな空間が広がります。都会の喧騒を忘れ、リラックスできる場所として、地元の人々や観光客に親しまれています。

タクスィム広場は、イスタンブールの歴史、文化、そして現代の息吹を感じられる場所です。広場を訪れ、周辺を散策することで、イスタンブールの魅力を存分に堪能できるでしょう。

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