タナー・アンダーソン (野球)

タナー・アクリー・アンダーソン：異色の経歴を持つ右腕

タナー・アクリー・アンダーソン（Tanner Ackley Anderson）は、1993年5月27日生まれ、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として、現在はメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズに所属しています。台湾プロ野球（CPBL）では「安得勝」という登録名でプレーしていました。

プロ入りからMLBデビューまで

2015年のMLBドラフトで、ピッツバーグ・パイレーツから20巡目（全体607位）で指名されプロ入り。ルーキー級から着実にステップアップし、2018年にはAAA級インディアナポリスで開幕を迎えました。同年4月にはメジャー契約を結び、ロサンゼルス・ドジャース戦でMLBデビューを果たしました。メジャーでの登板は6試合にとどまりましたが、1勝を挙げています。

移籍と独立リーグでの挑戦

2018年オフにオークランド・アスレチックスへトレード。2019年は5試合に先発しましたが、結果を残せずDFAとなり、マイナー契約に。2020年には独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのスーフォールズ・カナリーズと契約し、新たな挑戦を試みました。

再びMLBへ、そして台湾へ

2021年には再びアスレチックスとマイナー契約を結びましたが、リリース。その後、古巣パイレーツと契約しAAA級でプレーしましたが、再び自由契約となりました。2022年にはメキシカンリーグを経て、台湾プロ野球の富邦ガーディアンズと契約。6試合に先発し、防御率1点台と好成績を残しました。

2023年は16試合に先発し、3勝を挙げましたが、8月に退団。2024年からは再びメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズでプレーしています。

投球スタイル

アンダーソンの最大の武器は、平均93mph（約150km/h）のシンカーです。その他にスライダー、チェンジアップも織り交ぜます。特徴的なのはその投球フォーム。左足を高く上げ、爪先が真上を向く独特のフォームは、往年の名投手ブロンソン・アローヨを彷彿とさせます。

プレースタイルまとめ

MLB、独立リーグ、メキシカンリーグ、そして台湾プロ野球と、様々な舞台で経験を積んできたアンダーソン。独特の投球フォームから繰り出されるシンカーを武器に、これからも活躍が期待されます。

年度別投手成績
データは2020年度シーズン終了時

背番号
52（2018年）
53（2019年）
44（2022年 - 2023年）

外部リンク
MLB.com
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
CPBL
Tanner Anderson's X
* Tanner Anderson's Instagram

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