タンブリング (テレビドラマ)

タンブリング

『タンブリング』は、2010年4月17日から6月26日までTBS系で放送された日本のテレビドラマです。毎週土曜の19:56から20:54に放送され、主演には山本裕典が抜擢されました。この作品は「新体操が、オレ達をオトコにした。」というキャッチコピーを持つ青春スポーツコメディです。

概要

本作は、烏森高校（通称：カラ高）を舞台にした物語で、学校の不良少年たちが新体操部に所属することになり、仲間と共に成長していく姿を描いています。主演の山本裕典にとって、このドラマが連続ドラマでの初主演作となりました。他のキャスト陣も同じく過去の作品からの再出演があり、友情やライバル関係をリアルに表現しています。

ドラマ中では、バック転や宙返りといった新体操の演技が数多く登場し、危険を伴うこれらのパフォーマンスはすべて俳優自身の演技によるもので、約8か月にわたり特殊な練習を重ねました。また、ドラマの制作発表会には新体操のパフォーマンスが披露されるなど、実際の新体操界とのつながりも感じられます。

特に、国士舘大学の男子新体操部がゲスト出演し、リアルな演技を繰り広げたことも大きな見どころの一つです。さらに、国士舘大学新体操部の監督である山田小太郎が、ドラマと舞台の新体操指導を担当しています。

あらすじ

物語の主人公である東航は烏森高校の3年生で、仲間たちと学内の不良グループとして名を馳せていました。しかし、学業の単位不足を解消するために部活に入ることを決意します。そんな時、転校生の里中茉莉に一目惚れし、彼女が女子新体操部に所属していることを知った航は、男子新体操部に参加することを決めます。しかし、この部は活動人数が少なく、顧問からは「弱小」と見下され、体育館も満足に使えませんでした。

それでも、1年生の土屋聡史が入部したことで、男子新体操部は6人で団体戦に挑戦し、物語が進展していきます。

キャラクター紹介

• - 東航（演 - 山本裕典）: 主人公で赤髪の不良少年。特技は喧嘩だが、心優しく友情に厚い。最初は新体操を馬鹿にしていたが、次第に仲間意識を強めていく。

• - 竹中悠太（演 - 瀬戸康史）: 男子新体操部の主将で、冷静かつ責任感が強い。新体操への情熱があり、航との絆を深めていく。

• - 月森亮介（演 - 三浦翔平）: 航の親友で、喧嘩のフォローをしながらも自身も新体操部に入部。

• - 火野哲也（演 - 西島隆弘）: 新体操の個人競技に挑戦したい選手。

• - 土屋聡史（演 - 冨浦智嗣）: 新入部員で新体操大好きな性格。

他にも、様々な個性豊かなキャラクターが登場し、それぞれの成長物語が紡がれていきます。

終わりに

本作は友情、成長、葛藤をテーマにしながら、新体操を通じての絆を描いています。登場人物たちの成長や困難に立ち向かう姿は視聴者に強いメッセージを届けました。

舞台版

ドラマの成功を受けて、2010年9月には舞台版も上演され、ドラマから5年後の物語が描かれました。主演には大東俊介が選ばれ、さらに新たなキャストともに物語が展開されました。舞台もまた、キャラクターたちの成長を描く貴重なエピソードとなっています。

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