ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士

『ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士』

『ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士』（原題：Sorority House Massacre III: Hard to Die）は、1990年に制作されたアメリカのスラッシャー映画で、監督はジム・ウィノースキー、脚本はマーク・トーマス・マクギーとジェームズ・B・ロジャーズが担当しました。主演にはゲイル・ハリスとメリッサ・ムーアが名を連ねており、前作『Sorority House Massacre II』のストーリーを踏襲しつつ、同じキャストを起用することで実質的なリメイクとなっています。また、オリジナルビデオ作品として1990年にリリースされた後、1992年には『Tower of Terror』というタイトルで劇場公開され、NC-17のレーティングを受けました。

あらすじ

物語は、ビバリーヒルズの高層ビルにある女性向け下着会社が舞台です。主人公のドーン（ロビン・ハリス）、ジャッキー（デブラ・デア）、テス（メリッサ・ムーア）、シェーン（ブリジェット・カーニー）の4人に、新たに加わった新人のダイアナ（リンゼイ・テイラー）を含めた五人は、棚卸のために休日出勤し、深夜まで働いていました。

このビルの管理人オーヴィル・ケッチャムは、過去に起きた殺人事件の犯人であるといううわさが立っていますが、オーヴィルはその犯人が先代の家主の霊だと主張しています。そんな中、残業中の彼女たちのもとに、怪奇現象研究家であるニュートン博士宛の荷物が誤配されてきます。その中には恐ろしい悪霊が封じ込められた木箱が入っていました。

その後、5人は高層ビルの中で誰もいない状況に閉じ込められ、狂った殺人鬼の追跡にさらされることになります。恐怖におののくキャラクターたちの姿が、視聴者の緊張感を高めていきます。

製作背景

指揮を執ったジム・ウィノースキーは、前作『Sorority House Massacre II』の製作を手がけた際、ジュリー・コーマンのために特別な思いを持って取り組みました。コーマンは、彼女の夫であるロジャーから同じストーリーとキャストでのリメイクを依頼され、ウィノースキーはその要求に応えることになりました。ウィノースキーは「私はたった7日間で彼の妻のために作ったものを見て、ロジャーが同じものを望むと思った」と振り返っています。

今回の作品では、過去に使用した受付や家具のセットを再利用することが目指されました。脚本を担当したマーク・トーマス・マクギーは、異なる場所になることで女性たちを服から下着に変身させるという難題に直面したと語っています。女子学生寮という設定ならば、半裸の女性たちが逃げ回る姿もある意味理解されやすいと考えたとのこと。

ウィノースキー監督は本作で、オーヴィルの苦境を一層強調したと述べ、製作の中で工夫を凝らした点を強調しています。映画は、ホラーとコメディが巧みに組み合わさり、観客を魅了する作品となっています。

まとめ

『ダイハード・ビクセン 地獄の巨乳戦士』は、スラッシャー映画としての恐怖を提供するだけでなく、キャラクターたちの成長やユーモアも描かれています。次々と展開されるサスペンスと共に、視聴者は彼女たちの逃亡劇にハラハラしながらも笑いを交えて楽しむことができる作品です。

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