ダウトをさがせ!

ダウトをさがせ!

概要

『ダウトをさがせ!』は、1992年4月9日から1993年9月23日まで毎週木曜日の18:00に放送されたクイズ番組です。この番組では、視聴者が出題されたビデオに隠された間違いやおかしな点を見つけることが求められました。このような形式のクイズは多くの視聴者に人気を集め、後には続編として『ダウトをさがせII』や『ダウトをさがせR』が制作されるほどの影響を与えました。

番組における「ダウト」とは、「疑わしい」や「怪しい」という意味を持つ英単語で、誤りや矛盾を見つけ出すことを楽しむ要素を強調しています。初回放送は特別に2時間のスペシャルで行われ、印象的なオープニングが視聴者を引きつけました。

番組の進行と演出

『ダウトをさがせ!』の進行は主に芸能人パネラーによるもので、彼らは出題VTRを視聴した後、出題された問いに対して答えを出す形式でした。番組のオープニングでは、最初は三原色のライトに照らされた人形が踊るCGが使用され、その後カメレオンを模したキャラクター「ダウトビッチ・ギーモン」が登場しました。このキャラクターは、プレゼント情報の告知なども担当し、視聴者に親しみやすい存在となりました。

司会者と出演者

初期の司会者は島田紳助と徳光和夫で、彼らはそれぞれ異なるチームを代表して進行を行いました。更に、出題VTRにはマイケル富岡や谷啓、大澄賢也らが出演し、様々な問題の出題を行いました。また、番組では視聴者からの問題提起も受け付けており、採用者には電子辞書やビデオソフトなどの賞品が贈られるなど、視聴者参加型の要素も取り入れられていました。

特徴的なルールとクイズ

『ダウトをさがせ!』の基本的なルールは、出題されたVTRの中の間違いを見つけ出すことでした。特に面白いのは、各チームの中にスパイが混じっていて、最後の結果発表ではそのスパイによる点数の移動が勝敗に影響を与えるという独特の仕組みがありました。

また、各回には異なる形式のクイズが用意され、視覚的なトリックや日常の小ネタがふんだんに使用されました。期間中には、視聴者からの不正解があった場合も翌週に再挑戦したりと、視聴者の期待を維持する工夫が見られました。

番組の終焉と遺産

『ダウトをさがせ!』は、1993年に一度テレビから姿を消しましたが、その後復活特番として2007年に「クイズ ダウトをさがせ2007」が放送されました。この復活では、過去の形式を踏襲しつつ、新たな要素を加え、当時のファンを魅了しました。

このように、『ダウトをさがせ!』は視聴者参加型のクイズ番組として多くの人々に楽しませ、番組の形式を後に地上波でも見ることができるクイズのスタイルの礎を築きました。間違い探しというシンプルながらも奥が深いテーマが、多くの視聴者を惹きつける要因となりました。

もう一度検索