ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!!

ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!!

『ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!!』は、1993年から1996年にかけて日本テレビ系列で放送された生放送のバラエティ番組です。この番組は、毎年大晦日に特別編として生放送されており、特に1993年の初回は、テレビ局の開局40周年を記念する特別番組の一環として放送されました。

初回から第3回までの流れ

番組のスタートは、1993年12月31日放送の『スーパー電波バザール 年越しジャンボ同窓会』にあり、そこから通年化されて第1回が実施されました。特に第3回までは、1970年まで放送されていた「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」を元にした内容で構成されていました。この時期の番組の特徴は、野球拳が中心となっていました。ナインティナインがアポなしで東京都内の団地に赴いて一般女性と野球拳を行なったり、幕張メッセで1,000人の一般女性を対象にした大規模な野球拳大会が開催されるという過激な演出が際立っていました。

特に1994年の大晦日放送の第3回では、ルールが少し進化しており、勝者を決めるためのルーレットを使ったバリエーションも加えられました。このように、始まった当初から番組はたくさんの挑戦と変化を遂げましたが、ダウンタウンは進行役に留まっており、野球拳には参加しませんでした。

オリジナル版のように女性が公開放送で脱ぐことはなかったものの、「お着替えボックス」というアイディアが取り入れられていました。しかし、時間が経つにつれて番組はさらに過激な内容に発展し、幕張会場での女性たちの脱衣やスタジオ内の女性タレントの露出が問題視されることもありました。その影響もあって、1995年には番組スポンサーであった資生堂が提供を中止しました。

第4回と第5回の展開

1995年の大晦日には、『裏番組をブッ飛ばせ!!'95大晦日スペシャル』として、第4回目が放送されました。この回では、初めて腕相撲企画も導入され、これまでの野球拳と併せて進行されました。この年は、ダウンタウン以外のお笑い芸人たちが司会を務め、浜田雅功は裏番組の『第46回NHK紅白歌合戦』に出演し、松本人志もゲストとして参加しました。

1996年には、タイトルが『紅白なんてブッ飛ばせそんなアナタもお祭りちゃん'96大晦日スペシャル』に改められ、番組内容も大きく変わりました。メイン企画が野球拳から「あっち向いてホイ」に変わり、オリジナルソングに合わせて行われる新たなスタイルで視聴者を楽しませました。自体もっと広がりを持ち、幕張メッセで一般女性1,000人が参加する運動会が開催されるなど、盛り上がりを見せました。

多彩な芸人たちが出演した最終回は、自らのスタイルを持ち寄って大いに盛り上がり、大晦日特番としての枠をしっかりとおさえました。1996年の放送を持って『ブッ飛ばせシリーズ』は終了し、1997年からは「嗚呼!バラ色の珍生!!」や「進め!電波少年」といった新たな番組がスタートしました。

結論

『ダウンタウンの裏番組をブッ飛ばせ!!』は、ただのバラエティ番組を超え、当時の視聴者にとって特別な存在でした。生放送ならではのハプニングや、人々の記憶に残る企画が数多く、視聴率争いの激しい時期にあっても一際強いインパクトを持っていました。番組は短期間の放送ではありましたが、その影響力は今も多くの人々の心に残っています。

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