ダウンタウン也

バラエティ番組『ダウンタウン也』の概要

『ダウンタウン也』は、1993年4月から10月まで、TBSで放送されていた深夜バラエティ番組です。全27回にわたり放送され、そのスタイルは視聴者参加型の内容が特徴でした。放送時間は毎週金曜日の深夜0時40分から1時40分で、独特の時間帯に緊張感を持った企画が展開されていました。

番組の内容

この番組は視聴者からの電話相談をメインにしており、ダウンタウンのコンビ（浜田雅功と松本人志）を中心に、他のメンバーも出演しました。視聴者が抱える性に関する悩みを相談する形式が多く、さらにはお笑い芸人たちが視聴者と電話でやりとりをする「テレフォンセックス」といった、当時としては大胆な企画が行われていました。これは以前に『ダウンタウンの素』という番組が持っていたテーマを引き継ぎつつもさらなるアグレッシブさが感じられる内容でした。

また、番組では人気を集めた公募企画「ええ乳大賞」も実施され、視聴者参加型の企画は常に新鮮さを提供していました。このように、視聴者参加が主体となったコンセプトは、深夜の時間帯に見るべき楽しさを提供していました。

舞台セット

スタジオセットは、情景として夕焼けをイメージしたものが使われ、特に『ドラえもん』に出てくる土管のある空き地を思わせるデザインが特徴的でした。特別なパネルが配置されており、当時の子供たちにとっても親しみやすい映像が作り出されました。また、後半にはダウンタウンがCMに出演していた「OSMO」という飲料が登場し、「僕たちも大人になった」といったフレーズと共に、飲むシーンも展開されました。このような場面は、視聴者に親近感とともにエンターテイメントを提供していたことが見て取れます。

出演者とスタッフ

番組は、ダウンタウンの浜田と松本のコンビを核として、東野幸治、木村祐一、山崎邦正、軌保博光といった、吉本興業からの多彩な芸人たちが参加していました。これにより、笑いの幅広さが感じられ、視聴者に親しまれました。

制作面では、企画を松本人志とTBSの赤木準平が担当し、構成には高須光聖や倉本美津留などが名を連ね、番組のクオリティの向上に貢献しました。このように、豪華なスタッフとキャストが揃ったことで、番組は高い人気を獲得し、視聴者に深夜のひと時を楽しませることに成功しました。

結論

『ダウンタウン也』は、視聴者参加型のユニークなバラエティ番組として、深夜の時間帯に新たなエンターテイメントを提供しました。その内容は勇気ある挑戦であり、視聴者との距離の近さを感じさせるものでした。こうしたニーズに応えたことから、番組は多くの人々に思い出として残っています。

もう一度検索