ダニ・セバージョス

ダニ・セバージョス（Dani Ceballos）

ダニエル・セバージョス・フェルナンデス、通称ダニ・セバージョスは、1996年8月7日にスペイン・セビリア県ウトレラで生まれたプロサッカー選手です。ポジションはミッドフィールダーで、現在はレアル・マドリードに所属し、スペイン代表としてもプレーしています。

クラブ経歴

初期のキャリア

彼のサッカーキャリアは地元のサッカースクールから始まり、2004年にはセビージャFCのユースチームに加入しました。しかし、喘息に苦しむ中で体格的なコンディションの問題から戦力外通告を受け、若干の挫折を経験しました。その後、CDウトレラでフィジカルトレーニングに専念し、2011年からはレアル・ベティスのユースチームに在籍。2014年4月には17歳という若さでトップチームに昇格しました。

レアル・ベティスでの活躍

レアル・ベティスでのデビュー以降、彼はクラブにとって重要な選手となりました。2016-2017シーズン前半は冷遇されましたが、監督が変わるとその才能が開花し、精神的な成長も見せました。当シーズンの最終的な成績はリーグ戦15位でしたが、彼の個々のパフォーマンスは光っていました。

レアル・マドリードへの移籍

2017年7月、FCバルセロナとの争奪戦を経て、セバージョスはレアル・マドリードに移籍します。移籍金は約1650万ユーロとされ、長期契約を結びました。彼はレアル・マドリードでのデビュー戦で印象的なプレーを見せ、移籍後初のゴールを決めるなど活躍しましたが、ジネディーヌ・ジダン監督の下で定位置を掴むことができず、複雑な時期を迎えました。

2018-2019シーズンには新監督の下でスタメンとしての道を歩みましたが、シーズンの途中でまたもや構想外となります。そこで2019年にはアーセナルFCに1年間のローン移籍を果たしました。

アーセナルでの経験

アーセナルFCでは、様々な試合で出場し、重要なゴールを決めつつも、負傷による離脱も経験しました。それにもかかわらず、彼の実力は評価され、再びアーセナルにローン契約での移籍が決定しました。

レアル・マドリードへの復帰

2021年7月、監督が変わったこともあって、レアル・マドリードに戻ることになります。しかし、2020年の東京オリンピックでの戦いにおいて重傷を負い、その後に復帰を果たすことは困難でした。この怪我からの復帰は2022年になってからのことでした。

代表経歴

セバージョスは、スペイン代表として各年代でプレーし、2015年にはUEFA U-19欧州選手権での優勝に貢献。その後、2017年のUEFA U-21欧州選手権では準優勝に貢献し、最優秀選手に選ばれる栄誉を得ました。2018年にはスペインA代表に初めて招集され、UEFAネーションズリーグでデビューしました。

彼は2020年の東京オリンピックでもオーバーエイジ枠で選出されましたが、初戦で深刻なケガを負ってしまい、その後の大会への出場は叶いませんでした。

所属クラブとタイトル

セバージョスは、レアル・ベティス、レアル・マドリード、アーセナルを経てキャリアを重ねています。彼の受賞歴はクラブレベルでも国際舞台でも多岐にわたり、スーペルコパ・デ・エスパーニャやUEFAチャンピオンズリーグなど、数々のタイトルを獲得してきました。特に、レアル・マドリードではUEFAスーパーカップや、ラ・リーガのタイトルを手にしており、印象深い選手とされています。彼の今後の活躍が期待される選手の一人です。

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