ダニー・ラッツァ(Danny Latza、
1989年12月7日生まれ)は、
ドイツ・
ゲルゼンキルヒェン出身のプロサッカー選手で、ポジションは
ミッドフィールダーです。現在は
シャルケ04に所属しています。
クラブ経歴
ラッツァは地元クラブである
シャルケ04の下部組織で育成され、2009年2月14日の
VfLボーフム戦でトップチームデビューを果たしました。しかし、
シャルケ04では出場機会を得るのに苦労し、2011年に新たな挑戦を求めて
SVダルムシュタット98へ移籍しました。
ダルムシュタットでは、3部リーグでプレーしながら経験を積み、2013年5月22日には
MSVデュースブルクと契約を結びました。しかし、この契約は2. ブンデスリーガでプレーする場合にのみ有効となる条項が含まれており、デュースブルクが2013-14シーズンのライセンスを取得できなかったため、契約は破棄されました。その後、短いトライアル期間を経て、2.ブンデスリーガの
VfLボーフムに加入することになりました。
ボーフムでは、主力選手として活躍し、その才能を大きく開花させました。2015年には、
1.FSVマインツ05へ移籍し、ブンデスリーガの舞台へ再び挑戦することになります。マインツでは、攻撃的なMFとしてチームに貢献し、2016年12月17日の
ハンブルガーSV戦では、ブンデスリーガ初ゴールを含む
ハットトリックを達成し、3-1の勝利に大きく貢献しました。この活躍により、ラッツァは一躍注目を集める存在となりました。
2021年3月17日、ラッツァは2021-22シーズンより古巣である
シャルケ04に復帰することが発表されました。シャルケは、ラッツァの経験とリーダーシップに期待を寄せており、チームの立て直しを図る上で重要な戦力として考えています。ラッツァ自身も、再びシャルケのユニフォームに袖を通すことを喜び、チームの勝利に貢献することを誓っています。
シャルケ04への復帰は、ラッツァにとって大きな意味を持つものでしょう。かつて下部組織で育ち、トップチームデビューを果たしたクラブに戻り、再びサポーターの前でプレーすることは、特別な感情を抱かせるはずです。これまでの経験を生かし、チームを勝利に導く活躍が期待されています。
プレースタイル
ダニー・ラッツァは、豊富な運動量と戦術眼を持ち合わせた
ミッドフィールダーです。ボール奪取能力が高く、中盤での守備に貢献する一方で、攻撃的なセンスも兼ね備えており、チャンスメイクや得点にも絡むことができます。また、リーダーシップも持ち合わせており、チームを鼓舞する存在としても期待されています。