ダビッド・キリア

ダビッド・キリアは、1988年2月9日生まれのジョージア出身の男性格闘家です。空手とキックボクシングの分野で活躍しており、特にキックボクシングではGLORYライト級の王者としてその名を馳せました。

プロとしてのキャリア

キリアは2008年にイスタンブールで開催されたRing Masters Olympia 2008でプロデビューを果たしました。この試合で、地元トルコのアイディン・トゥンカイに勝利し、幸先の良いスタートを切りました。その後、彼は勝ち星と負け星を重ねながらも、一度もKO負けを喫することなく、着実に実力をつけていきました。2012年頃からは、主戦場を世界的なキックボクシング団体であるGLORYに移し、そこでさらに飛躍を遂げました。

GLORYライト級王座獲得

2014年3月8日、キリアはGLORYライト級タイトルマッチで、前年のトーナメント王者であるアンディ・リスティと対戦しました。試合序盤はリスティの勢いに押され、劣勢を強いられましたが、後半に入るとキリアは驚異的な粘りを見せ、見事なKO勝利を収め、GLORYライト級の王座を奪取しました。この勝利は、彼のキャリアにおける大きな転換点となりました。

空手への情熱

キリアは、空手に対する深い愛情と尊敬の念を持っています。GLORYライト級王者となった際、「今でも週に二回は道場で空手の稽古を続けている。自分は一生空手家であり、この習慣は変えることはできない。空手はキックボクシングとよく似ているが、違いは首から下しか攻撃できないことと、グローブをつけることぐらいだ。精神力が強くないと空手はできない。」と語っています。彼のこの言葉は、空手への強いこだわりと、その精神が彼の格闘スタイルに大きな影響を与えていることを示しています。

戦績と獲得タイトル

キリアは、これまでに数々の試合で勝利を収め、以下のタイトルを獲得しています。

極真ヨーロッパ王者
GLORYライト級王者

これらのタイトルは、彼の格闘家としての実力と実績を証明するものです。

ダビッド・キリアは、空手とキックボクシングの両方でその才能を発揮し、多くのファンを魅了しています。彼の今後の活躍にも、注目が集まっています。

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