ダビド・フステル

ダビド・フステル・トリホス：創造性豊かなMFの軌跡

ダビド・フステル・トリホス（David Fuster Torrijos）は、1982年2月3日にスペイン・バレンシア州オリバで生まれました。彼は主にミッドフィールダー（右サイドハーフ）として活躍した元サッカー選手です。

初期のキャリア

フステルは2004年に故郷近くのビジャレアルCFと契約し、リザーブチームであるビジャレアルCF Bで4年間プレーしました。2008年夏には、セグンダ・ディビシオン（2部）のエルチェCFに完全移籍。この際、ビジャレアルは買い戻し条項を保持していました。

エルチェでの活躍は目覚ましく、2008年11月23日のUDサラマンカ戦で初得点を記録すると、その後もコルドバCF戦、SDウエスカ戦、ラーヨ・バジェカーノ戦で1試合2得点を挙げるなど、得点を量産。2008年11月から12月にかけては4試合連続得点も記録しました。2008-09シーズンには13得点を挙げ、その活躍が認められ、エルネスト・バルベルデ監督率いるビジャレアルCFに40万ユーロで買い戻されることとなりました。

ビジャレアルへの復帰とリーガ・エスパニョーラでの挑戦

ビジャレアル復帰後、フステルは再びレンタル移籍に出される可能性もありましたが、プレシーズンマッチで好調をアピール。2009年9月13日、RCDマヨルカ戦でアリエル・イバガサとの交代でトップチームデビューを果たします。そして、11月8日のセビージャFC戦で、プリメーラ・ディビシオン初得点を記録しました。2010年1月2日のFCバルセロナ戦では、カンプ・ノウで同点ゴールを決め、チームに貴重な勝ち点をもたらしました。このシーズンは、怪我による離脱もありましたが、右サイドハーフやトップ下として22試合に出場し、3得点2アシストを記録しました。

ギリシャでの成功

2010年夏、フステルはギリシャのオリンピアコスFCに移籍。オリンピアコスでは中心選手として活躍し、数々のタイトル獲得に貢献しました。ギリシャ・スーパーリーグでは6回（2010-11, 2011-12, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015–16）、キペロ・エラーダス（ギリシャカップ）では3回（2011-12, 2012-13, 2014–15）の優勝を経験しています。

現役引退

2016年7月4日、フステルはスペインのヘタフェCFに移籍。リーグ戦22試合に出場し1得点を記録し、チームのプリメーラ・ディビシオン昇格に貢献しました。シーズン終了後、現役引退を表明しました。

プレースタイルと評価

フステルは、創造性豊かなプレーと高い得点能力を兼ね備えたミッドフィールダーでした。特に、右サイドからのカットインや、正確なパスで攻撃を活性化させるプレーに優れていました。また、豊富な運動量でチームに貢献する献身性も持ち合わせていました。

引退後も、その功績はサッカーファンに語り継がれています。


外部リンク
BDFutbol profile
* David Fuster - player profile Transfermarkt

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