ダラス・ウインズ

ダラス・ウインズ（Dalla Winds）は、またはダラス・ウインド・シンフォニー（Dallas Wind Symphony；DWS）は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスに本拠を置く、プロフェッショナルな吹奏楽団として知られています。

設立と初期の活動

1985年、キム・キャンベルと南メソジスト大学音楽科教授のハワード・ダンによって設立されました。当初は、地域のフリーランスのプロ演奏家をメンバーとして迎え、吹奏楽の難曲に挑むという形で活動をスタートさせました。

1990年になると、モートン・メイヤーソン・シンフォニー・センターを拠点として、本格的な活動を開始。これにより、楽団の活動はより活発になり、地域社会における存在感を高めていきました。

指揮者の変遷とフレデリック・フェネル

1991年にハワード・ダンが死去した後、1993年にはテキサス大学オースティン校のバンド・ディレクターであったジェリー・ジャンキンが芸術監督・指揮者に就任しました。彼のリーダーシップのもと、楽団は新たな方向へと進んでいきます。

また、著名な指揮者であるフレデリック・フェネルが、1990年代半ばから2004年に死去するまで首席客演指揮者を務めました。フェネルの参加は、楽団の音楽的レベルをさらに引き上げる大きな要因となりました。

レコーディングとグラミー賞ノミネート

ダラス・ウインズは、積極的にレコーディングを行っており、過去には4枚のアルバムがグラミー賞にノミネートされています。これは、楽団の演奏技術の高さと、制作されたアルバムのクオリティの高さを示すものです。

1994年 "Trittico" （年間製作者賞クラシック部門）
1998年 "Holidays and Epipahnies"（年間製作者賞クラシック部門）
2007年 "Garden of Dreams"（最優秀アルバム技術賞クラシック部門）
2019年 "John Williams at the Movies"　（最優秀アルバム技術賞クラシック部門）

ディスコグラフィ

The Brass and the Band (1988) - Chicago Brass Quintetとの共演
Plays Holst (1990)
Fiesta! (1990)
Fennell Favorites (1991)
Trittico (1992)
Testament (1992) - Turtle Creek Choraleとの共演
Pomp and Pipes (1993)
Beachcomber (1994)
Arnold for Band (1995)
Holidays and Epiphanies... the music of Ron Nelson (1998)
Marches I've Missed (1998)
Strictly Sousa (2001)
Garden of Dreams (2006)
Midwest Clinic (2006)
Crown Imperial (2007)
Lincolnshire Posy (2008)
Horns for the Holidays (2011)
Playing with Fire (2011)
Lassus Trombone (2012)
Redshift: Music for Trumpet and Winds (2014)
John Williams at the Movies (2018)
Asphalt Cocktail: The Music of John Mackey (2019)

外部リンク

* 公式ウェブサイト（英語）)

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