ダロン・ペイン

ダロン・ペイン：ワシントン・コマンダースの要となるディフェンシブタックル

ダロン・ペイン（Daron Payne）は、1997年5月27日生まれのアメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム出身のプロアメリカンフットボール選手です。NFLのワシントン・コマンダースに所属し、ディフェンシブタックルとしてチームの守備を支えています。

大学時代：アラバマ大学での活躍

ペインはアラバマ大学で1年目の2015年シーズンから主力選手として活躍しました。2016年シーズンにはCFPナショナルチャンピオンシップに出場しましたが、クレムソン大学に敗れました。しかし、2017年シーズンには、プレーオフ準決勝のシュガーボウルでクレムソン大学と再戦し、インターセプトからタッチダウンを記録して勝利に大きく貢献。守備部門MVPを受賞しました。さらに、2年連続で出場したCFPナショナルチャンピオンシップではジョージア大学と対戦し、チームトップの6タックルを記録して勝利に貢献し、再び守備部門MVPに輝きました。大学での目覚ましい活躍を経て、ペインは2018年のNFLドラフトにアーリーエントリーしました。また、大学時代にはメディアから名前の綴りを誤って表記されることが多かったため、正しい綴りである"Daron"を主張しました。

NFLでのキャリア：ワシントン・コマンダース

2018年のNFLドラフトで、ペインはワシントン・レッドスキンズ（現ワシントン・コマンダース）から全体13位で指名を受け、4年総額1,440万ドルのルーキー契約を結びました。1年目の2018年シーズンから56タックル、5サックを記録し、NFLオールルーキーチームに選出されるなど、その実力を発揮しました。

2020年シーズンには、第15週のシアトル・シーホークス戦でラッセル・ウィルソンからキャリア初のインターセプトを記録しました。チームはプレーオフに進出し、ワイルドカード・ラウンドでタンパベイ・バッカニアーズと対戦。ペインはトム・ブレイディから2サックを記録しましたが、チームは惜しくも敗れました。

2021年シーズン開幕前には、コマンダースから5年目の契約オプションを行使されました。そして、2022年シーズンには64タックル、自己最多となる11.5サックを記録し、負傷したアーロン・ドナルドの代替として自身初のプロボウルに選出されるという快挙を達成しました。オフにはコマンダースからフランチャイズタグを指定され、その後4年総額9,000万ドルという大型契約延長に合意しました。

プレースタイルと評価

ペインは、その体格を生かした力強いプレーが持ち味で、ディフェンシブタックルとして相手オフェンスを食い止めるだけでなく、パスラッシュでも高い能力を発揮します。プロボウル選出や大型契約からもわかるように、NFLでもトップクラスのディフェンシブタックルとして高く評価されています。

今後の展望

ワシントン・コマンダースとの大型契約を締結し、チームの守備の要としての活躍が期待されるペイン。今後の更なる成長と、チームを勝利に導くプレーに注目が集まります。

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