ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書

ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書

『ダンジョン&ドラゴン3 太陽の騎士団と暗黒の書』（原題：Dungeons & Dragons The Book of Vile Darkness）は、2012年に公開されたファンタジー・アクション映画です。ジェリー・リヴリーが監督を務め、人気RPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を原作とした映画シリーズの第3作目にあたります。

あらすじ

物語は、2000年前に存在した邪悪な魔術師ナグルールが遺した禁断の書「不浄なる暗黒の書」を中心に展開します。その書は、触れる者を悪に染め、世界に災厄をもたらすとされていました。

かつて、新太陽の騎士団と呼ばれる戦士たちが、光の神ペローの加護を受け、ナグルールの弟子たちを打ち破り、「不浄なる暗黒の書」を分解し、封印しました。それから800年後、人々は書の存在を忘れ、騎士団も形骸化していました。

そんな中、新米騎士グレイソンは騎士団に入団した夜、謎のバーバリアンの一団に騎士団を襲撃され、父ランフィンをさらわれてしまいます。父の行方を探すため、グレイソンは、バーバリアンを雇った宰相シャスラックスの元にいる魔女アコーディアに近づくよう勧められます。

グレイソンは騎士団員であることを隠し、アコーディアのパーティにクエスターとして加わり、行動を共にします。アコーディアの目的は、ドラゴンの洞窟にある「角（ホーン）」を手に入れること。グレイソンは、アコーディアと共に危険な冒険に身を投じることになります。

登場人物

グレイソン: 新太陽の騎士団の新米騎士。正義感が強く、勇敢な青年。父を救い、世界を救うために戦います。
アコーディア: シャダーカイの魔女。冷酷な性格ですが、グレイソンに惹かれていきます。強力な魔法とダガーの使い手です。
ベズ: アコーディアに同行する謎めいた魔術師。闇の知識に精通し、不気味な術を使います。
シース: アコーディアのパーティの暗殺者。二刀流の使い手で、弱肉強食の思想を持っています。
ヴィマック: アコーディアのパーティの戦士。豪快で女好き。銀色の肌と黒い入れ墨が特徴です。
カーロッタ: 町の商売女。グレイソンに協力し、情報を提供します。
シャスラックス: 悪の宰相。「不浄なる暗黒の書」を甦らせ、世界を支配しようと企んでいます。
ナグルール: 古代の凶悪な魔術師。「不浄なる暗黒の書」の創造者。

作品の魅力

本作は、剣と魔法の世界を舞台に、正義と悪の戦いを描いたファンタジー・アクション映画です。主人公グレイソンの成長や、アコーディアとの愛憎劇、そして迫力あるアクションシーンが見どころです。

原作ファンはもちろん、ファンタジー映画好きにも楽しめる作品となっています。

日本では劇場未公開ですが、DVDが発売されています。

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