ダンスマニアックス

ダンスマニアックス (Dance Maniax) の詳細解説

『ダンスマニアックス』(Dance Maniax) は、2000年にコナミ（現・コナミデジタルエンタテインメント）がリリースしたアーケード用ダンスゲームです。このゲームは、BEMANIシリーズの一環として、『Dance Dance Revolution』（DDR）の成功を受けて、よりダンスらしい体験を目指して開発されました。日本では「ダンマニ」とも略され、その独特なゲーム性と音楽性で一定のファンを獲得しました。

ゲームの特徴

『ダンスマニアックス』は、プレイヤーの腕や脚の動きを捉えるセンサーを特徴としています。画面に表示される譜面に合わせて、センサーが感知する空間に腕や脚を通すことでプレイします。このセンサーは4つあり、1人プレイでは2つ、2人プレイでは4つを使用します。

ゲーム画面には4つのレーンが表示され、ノートが下から上に流れてきます。プレイヤーは、このノートに合わせて正確なタイミングで体を動かすことで、ダンスゲージを維持します。ゲージが0になるとゲームオーバーとなるため、正確なリズム感と運動能力が求められます。

バージョン

『ダンスマニアックス』には、以下のバージョンがあります。

Dance Maniax (2000年6月21日稼働)：シリーズ初代作品で、チップ制を採用。失敗しても即ゲームオーバーではなく、選曲画面に戻る仕様。
Dance Maniax 2ndMIX (2000年12月5日稼働)：システムを一新し、最初にプレイする曲をすべて選ぶ仕様に変更。
Dance Maniax 2ndMIX APPEND J☆PARADISE (2001年4月19日稼働)：『2ndMIX』に『Dancemania J☆PARADISE』の楽曲などを追加。ゲージ回復システムも導入。

筐体概要

筐体にはモニターの下に4つのセンサーが設置されています。これらのセンサーは、上方と下方の空間を通過する物体を感知します。プレイヤーは、画面に流れる譜面に合わせて、センサーが認識する空間に腕や脚を通します。レーンは左から順に青・赤・赤・青と並び、それぞれ左下、左上、右上、右下のセンサーに対応します。

ゲームプレイの詳細

1. ゲームスタート：クレジットを投入し、スタートボタンを押してゲームを開始します。
2. モード選択：スタートボタンを押す際に、選択ボタンの左右を押すことで、モードやオプションを選択できます。初代では、スタートボタンのみを押してもモード選択が出現します。
3. 曲選択：初代では1曲ずつ選択しますが、『2ndMIX』ではコースから選択します。また、ゲーム開始時のモード選択により、プレイヤーが独自にコースを作成することも可能です。
4. 譜面難易度：MILDとWILDの2種類があり、WILDの方が難易度が高いです。
5. ゲームプレイ：画面上に流れるチップに合わせて、左右のセンサーの上下の空間に腕や脚をかざします。タイミングよく通すとダンスゲージが増加し、失敗すると減少します。
6. ゲームオーバー：初代ではダンスゲージが0になるとチップを失って選曲画面に戻りますが、『2ndMIX』ではその場でゲームオーバーになります。『2ndMIX』のデフォルトコースでは1曲目でゲームオーバーにはなりません。
7. EXTRA STAGE：『2ndMIX』では、選択した曲をすべてクリアし、ダンスゲージがMAXの状態で終了すると、ミスが許されないEXTRA STAGEが出現します。
8. プレイ終了後：タイミング評価や得点が表示され、初代ではチップが残っている限り選曲画面に戻ります。初代ではノーミス、2ndMIXではクリア（EXTRA STAGEクリア含む）でエンディングデモが流れます。

主なアーティスト

NAOKI
TOMOSUKE
妹尾和浩
Tomoki Hirata
Dancemania
SMILE.dk
E-ROTIC
キャプテン・ジャック
ジュディ・クリスタル

サウンドトラック

Dance Maniax Original SoundTrack (2000年11月16日リリース)
Dance Maniax 2ndMIX Original SoundTrack (2001年9月27日リリース)：『2ndMIX APPEND J☆PARADISE』の使用曲も収録。

『ダンスマニアックス』は、その斬新なゲームシステムと、ダンサブルな音楽で、多くのプレイヤーに愛されたゲームです。

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