ダヴィド・ラウム

ダヴィド・ラウム：才能溢れるドイツ代表サイドバックの軌跡

ダヴィド・ラウムは、1998年4月22日、ドイツのニュルンベルクで生まれました。幼い頃からサッカーを始め、地元クラブで才能を開花させました。8歳の時、グロイター・フュルトのユースチームに加入し、その後のキャリアを同クラブで築き上げていきます。

グロイター・フュルトでは、当初フォワードとしてプレーしていましたが、着実に経験を積み重ね、トップチームに昇格。2.ブンデスリーガで5試合に出場するなど、若くして頭角を現します。DFBポカール予選ではプロ初ゴールも記録しました。しかし、チームは最終トーナメント進出を逃します。その後もリーグ戦で活躍し、20試合に出場するなど、着実に成長を遂げました。

転機となったのは2019-20シーズン。攻撃的な左サイドバックにポジションを変更すると、ラウムの才能は一気に開花します。持ち前の攻撃力と献身的な守備でチームに貢献し、2020-21シーズンには34試合に出場。チームのブンデスリーガ昇格に大きく貢献しました。この活躍が認められ、多くのクラブからの関心を集めることとなります。

2021年7月、ラウムはTSG 1899ホッフェンハイムと4年契約を結びました。ホッフェンハイムでは、32試合に出場し、3得点13アシストという素晴らしい成績を残します。彼の攻撃参加はチームにとって大きな武器となり、多くのチャンスを生み出しました。しかしながら、チームはリーグ戦9位という結果に終わり、ヨーロッパの舞台への挑戦は叶いませんでした。

2022年7月には、RBライプツィヒへ移籍。5年契約を結び、新たな挑戦をスタートさせました。ライプツィヒでは、その卓越した攻撃力と守備力を武器に主力として活躍しています。チームの重要なピースとして、リーグ戦やカップ戦で活躍し、数々のタイトル獲得に貢献しました。

代表キャリアにおいても輝かしい実績を残しています。ドイツのU-19、U-20代表として国際試合に出場し、経験を積みました。2021年にはU-21ドイツ代表としてUEFA U-21欧州選手権に出場し、全試合に先発出場。決勝ではポルトガルを1-0で下し、チームの優勝に貢献、その中心選手として存在感を示しました。

そして、2021年9月には、念願のドイツA代表デビューを果たします。アルメニア戦で代表デビューを飾り、以降も国際試合に招集され続けています。ワールドカップなどの大舞台でもその実力を発揮し、ドイツ代表の未来を担う存在として注目を集めています。

クラブでの活躍、そして代表での活躍と、ダヴィド・ラウムは常に高いレベルでプレーし、その才能を開花させ続けています。今後、彼がどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみでなりません。左サイドバックというポジションにおいて、攻撃と守備の両面で卓越した能力を持つラウムは、世界中のサッカーファンから注目されている、まさに次世代を担うスタープレイヤーと言えるでしょう。彼の今後の活躍に期待しましょう。

もう一度検索