ダヴィー・ゼルケ

ダヴィー・ゼルケ：多岐にわたるキャリアを歩むドイツのストライカー

ダヴィー・ゼルケ（Davie Selke）は、1995年1月20日、ドイツのバーデン＝ヴュルテンベルク州ショルンドルフで生まれました。現在、ブンデスリーガの1.FCケルンに所属するFWとして活躍しています。

クラブキャリア

ゼルケは、VfBシュトゥットガルトのユースチームに在籍していましたが、13歳の時に契約を解除されました。その後、FCノルマニア・グミュントを経て、2009年にホッフェンハイムに加入。2012-13シーズンには、自身がファンであるヴェルダー・ブレーメンへの移籍を果たします。

ブレーメンのユース時代には、52試合で34ゴールを記録。2013年にはトップチームに昇格し、ハノーファー96戦でデビューを飾りました。2014年9月には、アウクスブルク戦でプロ初ゴールを記録しています。

2015年、ゼルケはRBライプツィヒへ移籍。この移籍は、高額な移籍金と給与、そしてライプツィヒという新興クラブの背景から、多くの批判を浴びました。しかし、ゼルケはグロイター・フュルト戦で移籍後初ゴールを決め、リーグ戦では10得点を挙げてライプツィヒの1部昇格に貢献しました。

2017年6月、ヘルタ・ベルリンへ完全移籍。しかし、移籍直後に怪我で数週間離脱することになります。復帰後、古巣ライプツィヒとの対戦で2ゴールを挙げる活躍を見せました。2020年1月には、ブレーメンへレンタル移籍し、古巣に復帰。2023年1月には、1.FCケルンへ完全移籍しています。

代表キャリア

ゼルケは、ドイツ代表として各年代でプレーし、2014年のUEFA U-19欧州選手権では6得点を記録し、優勝に貢献。自身も得点王と大会MVPを獲得しました。また、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、U-23ドイツ代表として銀メダルを獲得。2017年のUEFA U-21欧州選手権でも優勝を経験しています。

プレースタイルと人物

ゼルケは、マリオ・ゴメスとマリオ・マンジュキッチを手本としており、献身的なプレーを信条としています。U-19欧州選手権でブレイクするまでは無名の選手でしたが、大会後にスター選手としてブレーメンに戻ってくると、地元ではゼルケの髪型が「ゼルケカット」と呼ばれるほど有名になりました。

ライプツィヒ時代には、昇格祝勝会で監督のラルフ・ラングニックをビール瓶で追いかけ、ラングニックが怪我をするというエピソードも残っています。

タイトル

代表
UEFA U-19欧州選手権 (2014年)
UEFA U-21欧州選手権 (2017年)

個人
UEFA U-19欧州選手権・得点王 (2014年)
UEFA U-19欧州選手権・MVP (2014年)

ダヴィー・ゼルケは、その多岐にわたるキャリアの中で、様々な経験を積んできました。これからもブンデスリーガの舞台で、彼の活躍から目が離せません。

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