ダーブラ

ダーブラ

キャラクター概要

ダーブラは、鳥山明の作品『ドラゴンボール』、特にその続編である『ドラゴンボールZ』や『ドラゴンボール超』において登場する架空のキャラクターです。彼は暗黒魔界の王として最高の戦闘能力を誇り、声優として大友龍三郎が担当しています。

彼は初登場時、魔術師バビディの部下として現れ、バビディに対する忠誠心を持っています。ダーブラは数百年前に地球を調査させた際、高いエネルギーを持つ者が存在しないと報告しており、そのため彼は後に現れる孫悟空やその仲間たちの存在に気づいていませんでした。彼の一人称は「わたし」であり、アニメでは「オレ」や「わし」とも使っています。

戦闘能力

ダーブラは格闘術はもちろん、魔術にも優れた能力を持っており、様々な技を使いこなします。口から吐く炎や、石化させる唾、さらには瞬時に武器を召喚する技など、多彩な戦法を駆使します。最初は悟空やベジータが彼の強さを「セルと同程度」とみなしたものの、彼の魔術を含めた戦闘能力は超サイヤ人2の孫悟飯とも対等に戦えるほどであることが示され、彼らもその見方を改めることとなります。

彼はまた、敵の気配を察知する能力にも優れており、高エネルギーを持つ悟空たちの存在を感じ取る一方で、その潜在能力までは見抜けずにいました。魔人ブウに対しても彼は侮り、最初は彼よりも自分が優位だと考えていましたが、後にその見積もりが間違っていたことに気づきます。

ストーリーへの関与

ダーブラにとって重要な役割は、バビディの宇宙船内で展開される彼と悟空たちの戦闘です。彼はキビトを倒し、ピッコロとクリリンを石にして動きを封じた後、悟空たちを挑発しつつ宇宙船に戻ります。その後、悟飯と戦うが、邪心を見抜いたことで戦闘は一時中断されます。

魔人ブウが復活した際、ダーブラは彼を「まぬけ面の生ごみ」と評し、軽視していましたが、ブウの怒りに触れ、痛い目に遭うことになります。最終的に、ダーブラはブウに対して槍を投げつけ攻撃しますが、全く効果がなく、最終的に魔法でクッキーにされて食べられてしまいます。

死後の運命

ダーブラは暗黒魔界出身のため、「地獄に送られるか」と考えられていましたが、閻魔大王の判断により天国に送られます。彼はその後、天国で善人のように振る舞い、別のキャラクターたちとともに再登場します。この際には、悟飯を探すブルマやチチ、ビーデルに協力する形で流れが進みます。

ダーブラの技

ダーブラは多くの技を持っていますが、最も知られているのは石化する唾を飛ばす「石化ツバ」です。これに当たった者は石化し、ダーブラが死なない限り元に戻ることがありません。炎を吐く技や、召喚魔法で武器を出す技、敵を翻弄する残像魔法など、彼の技は多岐にわたります。

ゲームでの登場

ダーブラは多くのゲームにも登場しており、姿は「魔王ダーブラ」としても知られています。これらのゲームでは彼の技やストーリーが再現されており、プレイヤーとしても使用可能です。また、善人としての姿で登場することもあり、ゲーム内でもそのキャラクターの幅を持っています。

ダーブラは、忠誠心や強さを持ちながらも彼自身の過信が招いた苦境で印象的なキャラクターとなり、『ドラゴンボール』における重要な要素の一つを成しています。

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