ダールダイ・パール

ダールダイ・パール：ヘルタ・ベルリンの象徴から指導者へ

ダールダイ・パール（Dárdai Pál）は、1976年3月16日生まれ、ハンガリーのペーチ出身。元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活躍しています。現役時代のポジションは主にミッドフィールダー（MF）でした。

選手経歴

クラブ

1997年1月、ダールダイはドイツのヘルタ・ベルリンと契約。加入後すぐにチームに貢献し、ドイツ2部リーグで10試合に出場、チームの1部昇格に大きく貢献しました。1998-99シーズンには、クラブはブンデスリーガで3位という好成績を収め、ダールダイ自身も21試合に出場しました。

2008年11月13日、ホッフェンハイム戦でブンデスリーガ通算250試合出場を達成。この試合後、彼はチームとファンへの感謝の思いを語りました。しかし、2009年頃から徐々に出場機会が減少し、2010-11シーズンには2部リーグでわずか1試合の出場に留まり、セカンドチームへ降格。シーズン終了後、35歳で現役を引退しました。ヘルタ・ベルリンでは、通算297試合に出場しています。

代表

1996年頃からハンガリーU-21代表でプレーし、1998年8月19日に行われたスロベニアとの親善試合でハンガリー代表デビューを果たしました。同年10月10日には、UEFA EURO 2000予選のアゼルバイジャン戦で代表初得点を記録し、4-0での勝利に貢献しました。

指導者経歴

2012年、ヘルタ・ベルリンのU-15チームで指導者としてのキャリアをスタートさせました。

2015年2月5日、トップチームの暫定監督に就任。マインツ戦で初めてチームを率い、2-0で勝利を収めました。その後、2015年5月29日に正式にヘルタ・ベルリンの監督に就任。

監督として1年目は7位、2年目は6位でUEFAヨーロッパリーグに出場するなど、チームを躍進させました。しかし、2019年4月16日に4年半率いたヘルタ・ベルリンを契約満了で退団。その後、2021年1月25日に再び監督として復帰しました。

2023-24シーズンには、3度目のヘルタ・ベルリン監督に就任しています。

タイトル

クラブ

ヘルタ・ベルリン
2. ブンデスリーガ: 2010-11
DFLリーガポカール: 2001, 2002
UEFAインタートトカップ: 2006

個人

* ハンガリー年間最優秀選手賞: 2006

ダールダイ・パールは、選手としてだけでなく、指導者としてもヘルタ・ベルリンに多大な貢献をしており、クラブの歴史において重要な人物の一人と言えるでしょう。

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