ダーヴィド・ジュリシュ:スロバキアの新星FW
ダーヴィド・ジュリシュ(Dávid Ďuriš,
1999年3月22日生まれ)は、
スロバキア・ジリナ県ジリナ出身の
サッカー選手です。現在は
フォルトゥナ・リーガ(
スロバキア1部リーグ)の強豪、MŠKジリナに所属し、フォワード(FW)として活躍しています。
プロとしての道のり
ジュリシュは7歳という若さでMŠKジリナのユースチームに入団し、着実に才能を伸ばしました。2017年にはBチームに昇格し、経験を積みます。そして2019年、ついにトップチームへと昇格を果たし、プロ
サッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。
2019年7月20日、
MFKゼムプリーン・ミハロフツェ戦でプロデビューを飾ると、その才能はすぐに開花し、先発メンバーに定着。2022-23シーズンには自己最多となる9ゴールを記録し、チームの得点源として大きく貢献しました。勢いは止まらず、翌2023-24シーズンも、シーズン途中の18試合で9ゴールを挙げるなど、目覚ましい活躍を見せました。
イタリアへの挑戦と復帰
2024年1月31日、ジュリシュは新たな挑戦の場として、イタリア・セリエBの
アスコリ・カルチョ1898 FCへのローン移籍を果たしました。この移籍には、買取オプションが付帯していました。
アスコリでは加入後11試合に出場し、2ゴールを記録しましたが、チームはセリエBで18位となり、残念ながらセリエCへの降格が決定。買取オプションは行使されず、ジュリシュはMŠKジリナへの復帰となりました。
ジュリシュは、各年代別の
スロバキア代表としても活躍してきました。2019年から2年間はU-21
スロバキア代表でプレーし、国際経験を積みます。そして2022年9月、UEFAネーションズリーグに向けたフル代表に初招集され、9月22日のアゼルバイジャン戦で念願の代表デビューを果たしました。
2024年には、
UEFA EURO 2024の
スロバキア代表メンバーにも選出され、グループEの戦いでは、強豪ベルギーを破るという快挙に貢献。チームは決勝トーナメント進出を果たし、ジュリシュ自身も貴重な経験を積みました。
今後の活躍に期待
クラブと代表の両方で経験を積んだダーヴィド・ジュリシュ。今後の更なる成長と活躍が期待される、注目の若手フォワードです。