チェイス・ザ・ドラゴン

『チェイス・ザ・ドラゴン』は、イギリスのハードロックバンド、マグナムが1982年に発表した3枚目のスタジオアルバムです。

このアルバムは、キーボード奏者としてマーク・スタンウェイが加入して初めて制作された作品です。収録曲の「Sacred Hour」は、トニー・クラーキンが作者としてクレジットされていますが、実際にはスタンウェイの妻がピアノで作曲したフレーズが元になっています。プロデュースとエンジニアリングは、カンサスなどの作品で知られるジェフ・グリックスマンが担当しました。

本作から、ロドニー・マシューズがマグナムのアルバムジャケットを手がけるようになりました。マシューズは、マグナムの初期の作品を気に入っており、トニー・クラーキンの歌詞にマイケル・ムアコックからの影響を感じたことから、バンドの所属レーベルであるジェット・レコードに、ムアコックにインスパイアされた自身の絵を送ったというエピソードがあります。アルバムのタイトルは当初『The Spirit』となる予定でしたが、最終的に『チェイス・ザ・ドラゴン』に変更されました。

アルバムは全英アルバムチャートで7週間チャートインし、最高17位を記録。バンドにとって初のトップ20入りを果たしました。

2005年には、サンクチュアリ・レコードからリマスターCDが発売され、8曲のボーナストラックが追加収録されました。

収録曲
全曲トニー・クラーキン作詞作曲

1. Soldier of the Line
2. On the Edge of the World
3. The Spirit
4. Sacred Hour
5. Walking the Straight Line
6. We All Play the Game
7. The Teacher
8. The Lights Burned Out

2005年リマスターCDボーナストラック

1. Back to Earth (Single A-Side)
2. Hold Back Your Love (Single B-Side)
3. Soldier of the Line (Live)
4. Sacred Hour (Live)
5. Long Days, Black Nights (Single B-Side)
6. The Lights Burned Out (Original Version)
7. The Spirit (Live)
8. Soldier of the Line (Acoustic Version)

参加ミュージシャン

ボブ・カトレイ - ボーカル
トニー・クラーキン - ギター、バッキング・ボーカル
マーク・スタンウェイ - ピアノ、エレクトリック[[ピアノ]]、ハープシコード、シンセサイザー、オルガン、クラビネット
ウォリー・ロウ - ベース、バッキング・ボーカル
* ケックス・ゴーリン - ドラムス

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