チュール(CureaL)
チュールは、
北海道出身の日本のロックバンドです。バンド名は「シュール」と「ナチュラル」を合わせた
造語で、
2003年から
2012年まで活動しました。メジャーデビューはキューンレコードより行っています。結成当初はスリーピースでしたが、最終的にベースボーカルの酒井由里絵と
ギターの重松謙太によるツーピース編成となりました。
結成からメジャーデビューまで
バンドの出発点は
2003年、高校生だった酒井由里絵と重松謙太がインターネット上のメンバー募集掲示板を通じて出会ったことに始まります。重松のコピーバンドに酒井がベーシストとして加入。その後、ボーカル脱退に伴い、酒井がベースとボーカルを兼任する形で「Junk」を結成しました。
札幌市内の狸小路での
路上ライブなどを通じて活動を展開。
2008年には「CureaL」に改名。手売り販売した自主制作盤CDが500枚以上のセールスを記録し、地元で注目を集めます。
2009年4月には札幌でワンマンライブを成功させました。このライブを最後にドラマーが脱退し、ツーピース体制へ移行。同年5月、活動拠点を東京へ移しました。
2010年2月3日、シングル「見てみてよ」でキューンレコードよりメジャーデビューを果たします。同年
12月1日には初のフルアルバム『ココロノウタ』をリリースするなど、メジャーデビュー後、合計5枚のシングルと1枚のアルバムを発表しました。彼らの楽曲は、酒井由里絵が
作詞・
作曲、重松謙太が
作曲を手掛け、シンプルながら叙情的で力強いサウンドが特徴でした。
メディアでの露出とライブ活動
テレビ番組「COOK音楽」出演や、FM NACK5、AIR-G'でのラジオレギュラー番組など、メディア露出も少なくありませんでした。「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」や「MINAMI WHEEL」といった大型音楽イベントにも出演するなど、ライブ活動も活発に行いました。
解散
精力的に活動を続けていたチュールですが、
2012年5月9日に公式サイトで解散を発表しました。同年
6月16日開催のラストライブをもって、約9年間のバンド活動に終止符を打ちました。
解散後、酒井由里絵は、都内でサポートミュージシャンやピアノ講師を務めるなど、音楽に関わり続けています。
主な作品
シングル
- - 見てみてよ
- - 思想電車
- - やさしさを考えてみる
- - 微笑んでみるだけで
- - その瞳、意味深
アルバム
ミュージックビデオ
- - 見てみてよ
- - 思想電車
- - やさしさを考えてみる
- - 微笑んでみるだけで
- - その瞳、意味深