ツギクル芸人グランプリ

ツギクル芸人グランプリ概要

ツギクル芸人グランプリは、2019年から日本音楽事業者協会とフジテレビの共催で行われているお笑いコンテストです。この大会は、過去のお笑いハーベスト大賞の後継として設立され、全国から新たなスター芸人を発掘することを目的としています。本コンテストの特徴は、ピン芸やコント、漫才などジャンルを超えて、今後の芸能界での活躍が期待される芸人たちが一堂に会し、競い合うことです。

大会はテレビ番組としても放送されており、視聴者にとっても新しい才能を発見する場となっています。また、ツギクル芸人グランプリは、著名なお笑いコンテスト『M-1グランプリ』や『キングオブコント』と同様の位置づけとされており、新たな才能が育成される重要なイベントとされています。

特徴と審査体制

このコンテストの大きな特長は、審査員として現役の番組制作スタッフが参加することです。これにより、現場での多くの経験を持つプロたちが、実際に使いたい芸人や「絶対に売れる」と思わせる才能を見極めることができます。

特に、2020年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止される事態もありましたが、2021年には盛況のうちに再開されました。2021年の大会では、爆笑問題がMCを務め、数多くのお笑いファンを楽しませました。

その後、2022年には初の生放送が行われ、視聴者とのインタラクションや臨場感がもひとつの魅力となっています。2023年には第4回大会が再び生放送で実施され、年々その注目度は増しています。

予選と決勝のプロセス

ツギクル芸人グランプリでは、予選と決勝が設けられています。予選は新宿角座で行われ、数回の予選会を経て選出された芸人たちが決勝に進出します。特に2021年には、フジテレビの演芸番組担当者による得点審査に加え、一般の視聴者が参与する投票も結果に影響を及ぼしました。これにより、多様な視点から芸人が評価される仕組みが確立されています。

決勝では、3回の予選を勝ち抜いた進出者たちがそれぞれのネタを披露し、その中で観客と審査員が最も面白かった芸人を選びます。加えて、優勝者には賞金が贈られるほか、民放の番組出演権を得ることができます。

出場資格と未来の展望

出場するためには、各事務所からの推薦を受けた芸人であり、地上波プライムタイムでレギュラー番組を持っていないことが条件です。芸歴に制限は設けられていないため、幅広い世代の芸人が参加しており、新しい才能の発掘に大きく貢献しています。

これからもツギクル芸人グランプリは、数多くの若手芸人にとって夢の舞台であり続けると共に、視聴者にとっても新たな笑いを提供する場所として期待されます。

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