ツクダ式

ツクダ式：ルービックキューブの解法

ツクダ式（またはツクダ法）は、ルービックキューブの解法の一つです。この手法は、特に初心者に適しており、必要なパターン数が比較的少ないため、学びやすいという特徴があります。ルービックキューブを素早く完成させるスピードキュービングの分野では、LBL（Layer by Layer）がよく使われていますが、ツクダ式はその入門的な手法として人気を集めています。

ツクダ式の特徴

この解法のメリットは、暗記するパターンが少ないことです。LBLに比べると、全体を揃えるまでの時間はやや長くなるかもしれませんが、習熟すれば1分以内で完成させることも可能です。ツクダ式は、特にルービックキューブに不安を感じる初心者にとって、挑戦しやすい選択肢となります。

ツクダ式の名称は、日本におけるルービックキューブの公式販売元である「ツクダオリジナル」に由来しています。この方法は、以前の製品に同梱されていた冊子に記載されていたことが後に広まりました。現在は、メガハウスがルービックキューブの販売を行っており、その場合はLBLによる解説書が付属しています。

解法の流れ

以下に、ツクダ式でのルービックキューブ完成の手順を示します。

1. 完全一面の完成

まず、揃えたい色を選びます。ここでは青を仮定します。青のセンターキューブがある面に、青い色のキューブを集め、完全一面を完成させます。このステップでは、青の面に加えて、その周囲の色も正しい位置と向きに揃えることが求められます。ツクダ式では、コーナーキューブから揃える方法が紹介されています。この段階で覚えるべきパターンは5つです。

2. 完全二面の完成

次のステップでは、完全一面の反対側の面を揃えます。最初にコーナーキューブの位置を合わせる（覚えるべきパターンは1つ）、次にコーナーキューブの向きを揃えます（こちらも1つのパターンで済みます）。その後、エッジキューブを揃えれば完全二面が完成し、この段階で覚えるべきパターンは2つです。

3. 中段を揃える

最後に、中段のエッジキューブを揃えます。まず、エッジキューブの位置を揃えます（こちらでは1つのパターンを覚える必要があります）。次に、「ルービックス・マヌーバー」と呼ばれる手法を使用して、向きを揃えます。この段階で6面がすべて完成します。

参考文献

手法の詳細については、宝島社から出版された『頭を鍛えるルービックキューブ完全解析！』を参考にすると良いでしょう。この本では、ツクダ式のさまざまなパターンが詳細に解説されています。

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