「ツバサ」は、
アンダーグラフという日本のロックバンドのメジャーデビュー
シングルであり、そのリリースは大きな注目を集めました。この曲は、当初有線放送や
ラジオでのプレイリストへの掲載を通じて人気が広がり、最終的にはCDの売り上げにも大きく寄与しました。結果として、発売から20週後にはオリコンのトップ10にランクインを果たしました。
この曲のキャッチコピーは「人はツバサを持つと自由になれるのですか?」というもの。音楽や歌詞のテーマが多くのリスナーの心に響いたことを象徴しています。特に印象深いのは、プロモーションビデオ(PV)に女優の
長澤まさみが出演している点で、彼女の存在がさらに曲の魅力を引き立てています。CDのジャケットには、ボーカリストの真戸原の大切な愛車であるパルサーが描かれており、バンドの個性が表れています。
また、メジャーデビュー初期のライブでは、エレキギターのイントロ部分が会場によって音割れの原因となってしまうこともあったようですが、演奏を重ねるうちにそうした問題も軽減されていきました。「ツバサ」は、
アンダーグラフがメジャーデビューを果たした後の
シングルの中で、販売初期の記録は最も低かったものの、終始としての合計売上は最高を記録した作品となっています。さらに、有線放送の問い合わせチャートでは、14週連続で1位に輝くという快挙を成し遂げました。
収録曲詳細
この
シングルには、以下の楽曲が収録されています。すべての曲はボーカリストの真戸原直人が作詞・作曲し、
アンダーグラフと
島田昌典が編曲を担当、
トーレ・ヨハンソンがミックスを手掛けています。
1.
ツバサ
- この曲は、ライブでも主に1曲目として演奏されていましたが、今ではアンコールの際に演奏されることが多くなりました。『
ミュージックステーション』にも2度出演を果たしています。
2.
四季
- これは真戸原が幼馴染の結婚式のために、自身の曲として推薦したというエピソードを持つ楽曲です。
3.
ツバサ(Instrumental)
- 楽器のみのバージョンも収録されています。
アルバム収録
「ツバサ」は、その後いくつかのアルバムやカバーアルバムに収録されています。目立つものの一つに、『ゼロへの調和』があり、ここでは「ツバサ」をはじめとしたアレンジされたバージョンが楽しめます。また、バンド名義のアルバム『UNDER GRAPH』にも収められています。
カバーアーティスト
「ツバサ」は様々なアーティストにもカバーされており、次のような例があります。
「ツバサ」は、幅広い世代にわたるアーティストに影響を与えた、リリースから数年を経てもなお色あせない名曲であり、
アンダーグラフの代表的な楽曲の一つと言えます。