ティオマン島

ティオマン島：南シナ海の楽園

ティオマン島（マレー語：Pulau Tioman）は、マレーシアのジョホール州ムルシンから北東へ約56km、南シナ海に位置するパハン州に属する島です。南北約39km、東西約12kmと比較的大型な島ですが、集落は点在するのみで、その大部分は手つかずの自然に覆われています。

自然とアクティビティ

ティオマン島の最大の魅力は、透明度の高い海と美しいサンゴ礁、そして白い砂浜です。このため、世界有数のダイビングスポットとして多くのダイバーを魅了しています。豊かな海洋生物が生息しており、シュノーケリングやダイビングを通じて、熱帯魚やサンゴ礁の美しい景色を楽しむことができます。

島内には、手つかずの自然が豊富に残されており、ハイキングやトレッキングを楽しむこともできます。島の中央部には熱帯雨林が広がっており、多様な動植物を観察することができます。また、島内にはいくつかの小さな集落があり、地元の人々の生活に触れることもできます。

島で最も大きなリゾートは、ベルジャヤ・ティオマン・ビーチリゾートです。快適な宿泊施設と充実したアクティビティが提供されており、多くの観光客に利用されています。

注意点

毎年10月から3月にかけては、北東モンスーンの影響により、ビーチの波が高くなり、オフシーズンとなります。この時期は、海のアクティビティは制限されるため、訪れる際には注意が必要です。

交通アクセス

航空

かつては、クアラルンプールのスバン空港やシンガポールのセレター空港から、ベルジャヤ航空が定期便を運航していましたが、2015年に定期便の運航を終了しました。現在は、空路での直接アクセスはできません。

港湾

ティオマン島への主なアクセス手段は、対岸のムルシンからのフェリーです。
フェリーでは約2時間半、高速船では約1時間半で到着します。ムルシンの船着き場では、島への入場料が徴収され、この費用は島の保護に使用されます。切符売り場では英語が通じ、フェリーと高速船は午後2時頃が最終便となります。

ムルシンには、安価な宿泊施設もいくつかあります。ティオマン島へ行く前泊地として利用するのも良いでしょう。

まとめ

ティオマン島は、美しい自然と豊かな海洋資源に恵まれた、まさに南シナ海の楽園です。ダイビングやシュノーケリングなどの海のアクティビティはもちろん、手つかずの自然を満喫することもできます。訪れる際には、モンスーンの時期に注意し、時間に余裕を持った旅行プランを立てることをおすすめします。

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