ティボ・クルトゥワ

ティボ・クルトゥワ

ティボ・ニコラ・マルク・クルトゥワは、1992年5月11日にベルギー・リンブルフ州ブレーに生まれた、プロサッカー選手であり、現在はレアル・マドリードに所属するゴールキーパーです。彼はその身長が199センチメートルという恵まれた体格を活かし、世界のサッカー界でその名を知られています。

経歴の始まり

クルトゥワは、家族がバレーボール選手という環境で育ちました。父親は自宅の庭にビーチバレーのコートを設置し、彼は姉弟と共に毎日のようにその競技に親しんでいました。幼少期はKRCヘンクの下部組織で、レフトバックとしてプレーを始めましたが、14歳のときにゴールキーパーへと転向。すぐにその才能を発揮し、青年大会で最優秀ゴールキーパーに選ばれました。2009年には17歳でヘンクのトップチームデビューを果たします。

チェルシーFCへの移籍

2011年、クルトゥワは英チェルシーに移籍します。イングランドに渡ってからは、アトレティコ・マドリードにレンタル移籍し、そこでの活躍によってさらにその名を広めることとなります。特にUEFAヨーロッパリーグでは、無失点での貢献が光り、さらにはリーグ戦でのクリーンシート記録も樹立しました。この功績により、彼はアトレティコでのシーズン後、再びチェルシーに復帰します。

レアル・マドリードへの道

2018年にクルトゥワはレアル・マドリードと契約しました。この移籍は多くの注目を集め、特にアトレティコ・マドリードからのライバル移籍ということで、ファンからの反応も様々でした。移籍初年度は、リーグやチャンピオンズリーグで重要な試合に出場し、そのパフォーマンスが評価されました。しかし、最初の数試合は不安定な結果も多く、監督交代やファンからの批判にさらされることもありました。

国際舞台での活躍

代表チームとして、クルトゥワは2011年からベルギー代表の一員として活動し、2014年のワールドカップからは正ゴールキーパーとしてチームを牽引してきました。特に2018年ワールドカップでは、ベルギー代表史上初の3位入賞に貢献し、自身もゴールデングローブ賞を受賞しています。大会中の好セーブは印象深く、彼の能力は国際的にも広く認められることとなります。

選手としての特長

クルトゥワはその長身を生かしたプレーだけでなく、ハイボールへの対応や機敏な反応も彼の強みです。特に低いボールへの反応速度は極めて高く、数々の難しいシュートを防いできました。また、彼のパフォーマンスはSNSでも取り上げられ、多くのファンが彼のプレーを模倣する『ティボーティング』なる現象も生まれています。

プライベート

私生活では、彼はかつてスペイン人女性と事実婚状態にあり、二人の子供を持っていますが、その後破局。現在はイスラエル人モデルと交際し、2023年には結婚しています。家族がバレーボール選手ということで、彼自身もバレーボールに秀でた経験があり、これが現在のプレーに役立っていると語っています。

まとめ

ティボ・クルトゥワは、クラブレベルで数々のタイトルを手に入れ、また代表チームでも輝かしい功績を残してきました。彼の成長は今後も続くことでしょうし、今後の活躍にも多くの注目が集まっています。彼のキャリアは、ただのゴールキーパーに留まらず、サッカー界全体にインスピレーションを与える存在であり続けています。

もう一度検索