ティム・クローゼ

ティム・クローゼ

ティム・クローゼ（Timm Klose, 1988年5月9日 - ）は、ドイツのフランクフルト・アム・マイン出身の元サッカー選手です。現役時代のポジションは主にセンターバックを務め、その恵まれた体格と空中戦の強さ、的確な読みでチームの守備を支えました。元スイス代表。

経歴

クラブ

クローゼは、ドイツ人の父親とドイツ系スイス人の母親の間にフランクフルトで生まれました。5歳の時に母親の故郷であるスイスのバーゼルへ移住し、その後スイスでサッカーを始めました。

キャリア初期はスイス国内のクラブで研鑽を積み、2009-2010シーズンにはFCトゥーンに在籍し、スイス・チャレンジリーグ（2部）優勝に貢献しました。この活躍が認められ、ドイツのクラブからも注目を集めるようになります。

2013年7月、ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクへ移籍。ヴォルフスブルクでは、安定した守備でチームに貢献し、2014-2015シーズンにはDFBポカール（ドイツ国内カップ戦）優勝を経験しました。

2016年1月18日、イングランド・プレミアリーグのノリッジ・シティFCへ3年半契約で移籍。ノリッジでは、すぐにチームの中心選手となり、守備陣を統率しました。しかし、チームは降格を経験するなど、苦しい時期も過ごしました。

2020年10月7日、FC[[バーゼル]]へレンタル移籍で古巣復帰。2022年1月27日、ブリストル・シティFCへ完全移籍。

代表

クローゼは、スイス代表としても活躍しました。2011年には、デンマークで開催されたUEFA U-21欧州選手権にスイスU-21代表の一員として出場。決勝戦まで勝ち進みましたが、スペインU-21代表に敗れ、準優勝となりました。

同年8月には、リヒテンシュタイン戦でスイスA代表デビューを果たしました。その後、2012年のロンドンオリンピックに臨むスイス代表にも選出されています。

タイトル

FCトゥーン

スイス・チャレンジリーグ：2009-2010

VfLヴォルフスブルク

DFBポカール：2014-15
DFLスーパーカップ：2015

ノリッジ・シティFC

EFLチャンピオンシップ：2018-19

クローゼは、その安定したプレーとリーダーシップで、所属したすべてのクラブでチームに貢献しました。また、スイス代表としても長年にわたり活躍し、国際舞台でもその実力を証明しました。

引退後についてはまだ公表されていませんが、指導者としての道に進むことも期待されています。

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