ティータイムドラマ

『ティータイムドラマ』は、東北放送（TBCテレビ）が2008年3月31日から2011年12月22日まで、平日の午後に編成していたドラマ再放送枠でした。この番組名が示すように、多くの視聴者にとって午後のくつろぎの時間に楽しむドラマとして親しまれました。

番組が開始された背景には、当時TBS系列で放送されていたワイドショー『2時っチャオ!』の15時台のネットワークネットが終了したことに伴う、東北放送の編成見直しがありました。これにより空いた時間帯を活用する形で、『ティータイムドラマ』がスタートしたのです。

放送開始後、番組の形式や放送時間は何度か変更されました。特に大きな節目となったのは2009年7月20日からの改編です。当時放送されていた情報番組『ひるおび!』の放送枠が縮小された影響を受け、『ティータイムドラマ』は一時的に2時間枠に拡大されます。この時期は二部構成となり、15時台は『ティータイムドラマ1』として主に韓国ドラマの本放送を、続く16時台は『ティータイムドラマ2』としてTBS系列の国内ドラマの再放送が行われていました。

しかし、この2時間枠は比較的短期間で終了します。2009年9月28日には、TBSの『サカスさん』の後番組編成に伴い、放送時間が大きく変更されました。それまでの14時55分開始から、より早い13時55分からの60分枠へと移動し、さらに放送曜日も月曜日から木曜日までに限定されることになりました。これにより、かつて『ティータイムドラマ』が放送されていた14時55分以降の時間帯は、新たに2時間ドラマの再放送枠として『ドラマどきっ!』が開始されることになります。

金曜日の放送は一時休止されましたが、2010年9月27日には復活を果たします。これは、TBS系列局であるCBCテレビ制作の番組『えなりかずき!そらナビ』が終了したことによる編成変更が影響していました。その後、2011年4月4日からは、再び2時間枠での放送が一時的に復活します。これは、TBSの情報報道番組『Nスタ』の17時台が臨時でネットワークネットされることになったための措置でした。しかし、この2時間枠も長くは続かず、同年5月2日からは再び13時55分からの60分枠に戻されました。

『ティータイムドラマ』は平日午後の番組でしたが、特定の時期には土曜日や日曜日の午後に特別番組として放送されることもありました。一例として、2011年4月には人気ドラマ『JIN-仁-』の続編放送に合わせて、土日にまとめて再放送が行われています。これは続編の放送開始に合わせた特別編成と考えられます。

番組は最終的に、2011年10月3日に再び放送枠を変更します。この時は『ドラマどきっ!』と枠を入れ替える形で、16時台へと移動しました。そして、2012年1月からの東北放送の編成において、TBSの情報報道番組『Nスタ』第1部をネットワークネットすることが決定したため、これに伴い16時台で放送されていた『水戸黄門』の再放送を繰り上げることになり、『ティータイムドラマ』は2011年12月22日の放送をもって終了することとなりました。

放送期間中、記憶に残る出来事もありました。2011年3月11日の金曜日には、番組放送中に東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）が発生し、番組はそのまま『JNN報道特別番組』へと切り替わり、中断されるという事態が発生しました。

なお、仙台エリアの他の放送局でも、類似した平日午後のドラマ再放送枠が設けられており、仙台放送の『ごごドラ』や東日本放送の『午後のワイド劇場』などが並立していました。

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