テイク・ディス・ワルツ

『テイク・ディス・ワルツ』（Take This Waltz）は、2011年に公開されたカナダのコメディ・ドラマ映画です。サラ・ポーリー監督の長編映画監督2作目にあたり、結婚生活における倦怠感や、心の揺れ動きを繊細に描いた作品として知られています。キャッチコピーは「しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ」。

ストーリー

フリーライターのマーゴ（ミシェル・ウィリアムズ）は、取材先で出会った青年ダニエル（ルーク・カービー）に惹かれていきます。夫のルー（セス・ローゲン）とは結婚5年目で、一見幸せそうに見えますが、マーゴは満たされない気持ちを抱えていました。ダニエルはマーゴの家の向かいに引っ越してきて、二人は急速に惹かれ合いますが、プラトニックな関係を続けます。しかし、ダニエルの突然の引っ越しをきっかけに、マーゴはルーとの別れを決意し、ダニエルの元へ走ります。

新しい生活を始めたマーゴとダニエルでしたが、次第に関係はマンネリ化し、マーゴは再び寂しさを感じ始めます。そんな中、ルーの姉であるジェリー（サラ・シルバーマン）の騒動をきっかけに、マーゴはルーと再会します。仕事は順調だが恋愛はしていないと言うルーに、マーゴの心は揺れますが、ルーは未練を残しながらもマーゴを見送ります。最後にマーゴは、かつてダニエルと訪れた遊園地の乗り物に一人で乗り、複雑な感情を抱くのでした。

キャスト

マーゴ：ミシェル・ウィリアムズ（フリーライター、結婚5年目）
ルー：セス・ローゲン（マーゴの夫、料理本を執筆する料理人）
ダニエル：ルーク・カービー（リキシャの車夫、イラストが趣味）
ジェラルディン（ジェリー）：サラ・シルバーマン（ルーの姉でマーゴの親友）

公開・受賞

2011年9月11日にトロント国際映画祭でプレミア上映され、その後、バンクーバー国際映画祭、カルガリー国際映画祭など、数々の映画祭で上映されました。アメリカ合衆国では2012年6月29日に公開されています。

Chlotrudis Awardsではオリジナル脚本賞、ハリウッド映画祭、サンディエゴ映画批評家協会、バンクーバー映画批評家協会ではミシェル・ウィリアムズが主演女優賞を受賞しています。

関連情報

劇中には、The Bugglesの「ラジオスターの悲劇」が使用されています。
公式ウェブサイト（日本語）
テイク・ディス・ワルツ - allcinema
テイク・ディス・ワルツ - KINENOTE
Take This Waltz - オールムービー（英語）
Take This Waltz - IMDb（英語）
* Take This Waltz - Rotten Tomatoes（英語）

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