テイルズ オブ リンク

テイルズ オブ リンク

概要

『テイルズ オブ リンク』（略称：TOLink）は、アカツキによって開発されバンダイナムコエンターテインメントからリリースされたスマートフォン用RPGです。このゲームは、2014年3月3日にiOS、4月23日にAndroid版が配信され、多くのファンを魅了しました。「つなぐRPG」というジャンル名の通り、プレイヤーは様々なキャラクターをつなげて戦うことが求められます。

本作は『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターが集結し、オリジナルのストーリーが展開されます。アニメーションムービーはアスラフィルムが制作し、ストレイテナーの「SCARLET STARLET」が主題歌に採用されています。配信開始と同時に第1章「石詠みの救世主」が開始され、続いて2017年に第2章「碧に沈む星の灯」が発表されましたが、2018年3月28日をもってサービスを終了しました。ただし、メインシナリオは後に『テイルズ オブ ザ レイズ』に移植されました。

ゲームシステム

テイルズ オブ リンクは、アカツキが手掛けた『サウザンドメモリーズ』と共同でゲームエンジンを開発しています。このため、類似した要素も見られますが、特に「つなぐ」要素が強調される設計となっています。

術技と秘奥義

ゲームにおけるキャラクターは術技を使用することができ、各キャラにはあらかじめ設定された発動確率があります。術技のレベルは使用した回数により向上し、特定の状態になると100%の確率で発動することも可能です。また、秘奥義はいくつかの競技を通じて獲得されるもので、特定のアイテムを装備することで使用できるようになります。

ストーリー

物語は「リアフィース」と呼ばれる神話の世界が舞台です。人間が住み始めた頃、神々は天界に移り住み、地上を見守っていました。しかし、赤い流星群が現れることで、封印されていた「災厄の種」の封印が解かれ、神々に危機が迫ります。レオーネという女神は、自身が動くことができないため、妖精リッピに指示を出し、代わりに「石詠みの救世主」を探すように命じました。

その後、リッピは冒険者の少女サラと出会い、共に旅をすることになります。彼らは青年と出会い、彼が救世主であるとの確信を抱き、旅を続けます。この冒険の先には、古代からの因縁が待ち受けています。

登場キャラクター

本作には多くのキャラクターが登場します。主人公のアレンは記憶喪失の17歳少年で、彼をサポートする冒険者の少女サラや妖精リッピが一緒に旅をします。他にもアレンの相棒のゼファーや、使命を持つ少女カナなど、多様なキャラクターが物語を彩ります。

開発経緯

本作の企画は、制作プロデューサーの大舘隆司が推進したもので、スマートフォンの進化に合わせたアイデアが具体化し始めたのは2012年のことでした。開発はアカツキが手掛け、特に戦闘システムや流れは、他作品に見られる要素と相まって新しい形を呈しています。公式な配信までの道のりも順調で、事前登録を通じてプレイヤーの期待を高めました。漫画版も制作され、さまざまなメディア展開が行われました。

おわりに

『テイルズ オブ リンク』は、その独自のストーリー展開とキャラクターたちの魅力で一世を風靡しました。ファンからこれほどの支持を受けた作品は、今後のテイルズシリーズにも影響を与えることでしょう。

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