テディ・ゴー!

テディ・ゴー!：しゃべるクマと女子大生の奇妙な事件簿

『テディ・ゴー!』は、加藤実秋による人気推理小説シリーズ「テディシリーズ」の第2弾を原作とした、2015年秋にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマです。前作『アー・ユー・テディ?』に続く、予測不能な展開と魅力的なキャラクターが人気を博しました。

物語の始まりは、主人公・山瀬和子の失恋から。　フリーターとして働く和子は、彼氏に裏切られ、アルバイト先をクビになります。落ち込む和子が射的ゲームで手に入れたクマの編みぐるみ。しかし、そのクマは、なんとしゃべり始めるのです。

実は、このクマには秘密がありました。　クマの姿をしているのは、殉職した刑事・天野康雄の魂。生前、未解決事件を追っていた康雄は、何者かによって殺害され、このクマのぬいぐるみに魂が宿ったのです。

和子と康雄、異色のバディが誕生！　康雄の声は、和子にしか聞こえません。また、鏡やガラスに映ると、和子には康雄の姿が見えます。この奇妙な状況の中、二人は康雄が生前追っていた事件の真相解明に乗り出します。

事件の鍵を握る人物たち。　康雄の後輩刑事・冬野唯志、事件に関連する人物として、学習塾「高井塾」の講師陣（国語：大橋正、英語：住吉浩介、数学：古谷政則）、そして塾長の息子・高井陸、康雄の娘・天野杏、陸と同じ病院に入院している白石沙樹などが登場します。それぞれの思惑と秘密が複雑に絡み合い、物語はスリリングに展開していきます。

個性豊かな登場人物たち。

山瀬 和子: 夢は雑貨屋を開くことだが、根気がなく、アルバイトが長続きしない23歳のフリーター。素直で明るい性格だが、少し抜けている一面も。
クマ（天野 康雄）: 殉職したベテラン刑事。55歳で亡くなった。事件の真相を知りたいという強い思いから、クマのぬいぐるみとして和子に協力する。愛称は「やっさん」。
冬野 唯志: 康雄の後輩刑事。康雄の死を深く悲しみ、事件の真相解明に尽力する。
その他の登場人物: 学習塾の講師や、康雄の娘、そして和子の母など、様々な人物が事件に関わってきます。それぞれが持つ秘密や過去が、事件の真相に繋がっていく重要な役割を担っています。

テンポの良い展開とミステリアスな雰囲気。　ドラマ全体を通して、テンポの良い展開とミステリアスな雰囲気が絶妙に調和しています。和子と康雄の掛け合いもコミカルで、視聴者を飽きさせません。一方で、事件の真相に迫るにつれて、緊張感も増していきます。

『テディ・ゴー!』は、ミステリー要素とコメディー要素が融合した、エンターテイメント性の高い作品です。　しゃべるクマと女子大生の奇妙な組み合わせ、そして、次々と明かされていく事件の真相。最後まで目が離せない、魅力的なドラマです。

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