テトリス64

『テトリス64』は、1998年11月13日にセタから発売されたNINTENDO64用落ち物パズルゲームです。NINTENDO64で発売された最初のテトリスであり、従来のテトリスに加えて、ユニークなゲームモードを搭載している点が特徴です。

ゲームモード

テトリス

おなじみのスタンダードなルールでプレイするテトリスモードです。テトリミノを操作して、ラインを消していくという、シンプルながらも奥深いゲーム性を楽しめます。

ギガテトリス

通常のテトリミノに加えて、巨大なサイズの「ギガテトリミノ」が落ちてくるモードです。ギガテトリミノは、通常のテトリミノよりも大きく、一度に複数のラインを消去することが可能です。さらに、ギガテトリミノをラインに組み込んで消去することで、ギガテトリミノを小さく分裂させることができ、これを利用して連鎖を狙うことができます。

バイオテトリス

NINTENDO64周辺機器である『バイオセンサー』を使用した、本作独自のモードです。プレイヤーの脈拍数の変化に応じて特殊なテトリミノが落ちてくるという、斬新なルールが採用されています。脈拍数が上がると、特殊なテトリミノの出現頻度が増加し、ゲーム展開が大きく変化します。

バイオセンサー

『バイオセンサー』は、同じくセタが発売したNINTENDO64周辺機器で、プレイヤーの脈拍数を読み取り、ゲームプレイに影響を与えるというコンセプトで開発されました。コントローラの拡張コネクタに接続し、先端のセンサークリップで耳たぶを挟んで使用します。この周辺機器に対応するソフトは、本作『テトリス64』のみであるため、事実上本作専用の周辺機器となっています。脈拍数によってゲーム内容が変化するという革新的な試みは、当時としては非常に珍しく、大きな話題を呼びました。

『テトリス64』は、スタンダードなテトリスに加え、ギガテトリスやバイオテトリスといった個性的なモードを搭載することで、従来のテトリスファンだけでなく、新しいゲーム体験を求めるユーザーにも魅力的です。特に『バイオセンサー』を使用したバイオテトリスは、他のゲームでは味わえない独特のプレイ感を提供してくれます。

本作は、NINTENDO64で発売された最初のテトリスであると同時に、唯一の『バイオセンサー』対応ソフトという点でも、ゲーム史に残るユニークな作品と言えるでしょう。

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