テニスボーイ

テニスボーイ

『テニスボーイ』は、原作を寺島優、作画を小谷憲一が手掛けた日本の漫画作品です。1979年から1982年まで『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載されました。寺島優氏にとっては、本作が漫画原作者としてのデビュー作にあたります。

2017年には、『週刊少年ジャンプ』創刊50周年を記念した「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.1 創刊～1980年代、伝説のはじまり」で、創刊初期を彩った作品の一つとして展示されました。

あらすじ

主人公の飛鷹翔は、軽井沢で別荘族相手に賭けテニスをしていましたが、その才能を見出され、カリフォルニア学園にスカウトされることになります。物語は、翔が新たな環境でテニスプレイヤーとして成長していく姿を描いています。

登場人物

主要人物

飛鷹 翔（ひだか しょう）
本作の主人公。中学1年生。軽井沢でスカウトされ、カリフォルニア学園に転入します。明るく前向きな性格で、テニスに対する情熱は人一倍。「ライオンズ・マッチ」で伊集院と対戦し敗北するも、その才能を見込んだ板東コーチの指導を受けることになります。「学内ランキング・マッチ」では岡崎涼子とペアを組み、実力を発揮します。
伊集院 剣（いじゅういん けん）
カリフォルニア学園中等部3年生。特待生として入学しており、高いテニスの実力を持っています。「ライオンズ・マッチ」での飛鷹翔との対戦をきっかけに、ライバルとして意識するようになります。
坂東
カリフォルニア学園のテニスコーチ。「ライオンズ・マッチ」で飛鷹翔の潜在能力を見抜き、強引に専任コーチとなります。熱心な指導で翔の成長を支えます。

カリフォルニア学園の生徒

岡崎 良子（おかざき りょうこ）
カリフォルニア学園中等部2年生。女子テニスプレイヤーとして、学園ナンバーワンの高杉梨絵に対抗心を燃やしています。「学内ランキング・マッチ」で飛鷹翔とペアを組むことになり、共に勝利を目指します。
高杉 梨絵（たかすぎ りえ）
カリフォルニア学園中等部2年生。学園内では女子テニスプレイヤーとしてトップの実力を持っています。
黒河内 譲（くろこうち じょう）
カリフォルニア学園中等部2年生。
坂巻 朗（さかまき あきら）
カリフォルニア学園中等部2年生。
朝倉 茗茱（あさくら めぐ）
半年間のオーストラリア留学を経てカリフォルニア学園に戻ってきました。
デュアン・オールマン
カリフォルニア学園アメリカ支部所属。カリフォルニア学園の世界大会ハワイアン・マッチで二連覇を達成している実力者です。
ジョー・クレイトン
カリフォルニア学園オーストラリア代表。
ジュディー寺尾（ジュディー てらお）
カリフォルニア学園バークレ分校の生徒。日系二世。

用語

カリフォルニア学園
テニスプレイヤーを育成するための学校。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど世界各地に支部を持ち、日本支部は神奈川県湘南に位置しています。

書誌情報

単行本

寺島優（原作）・小谷憲一（作画）『テニスボーイ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全14巻

JCS版

寺島優（原作）・小谷憲一（作画）『テニスボーイ』ホーム社〈ジャンプ・コミックスセレクション〉、全9巻

文庫版

寺島優（原作）・小谷憲一（作画）『テニスボーイ』集英社〈集英社文庫〉、全9巻

もう一度検索