テルシェイ郡

テルシェイ郡は、リトアニアの10郡の一つで、同国西部に位置しています。北はラトビアと国境を接しており、中心都市はテルシェイ、最大都市はマジェイケイです。

歴史

1918年、リトアニアが独立を宣言した際、郡制度が導入され、テルシェイ郡が設置されました。しかし、その後リトアニアがソビエト連邦に編入されると、この郡制度は廃止されました。

リトアニアが再び独立を回復した1994年、郡制度が再導入されることになりました。ただし、戦間期の郡制度は現代の状況には合わなくなったため、国全体を10に分割する新たな郡制度が採用され、テルシェイ郡もその一つとして再編されました。2004年には、テルシェイ郡の紋章が制定されています。

しかし、2010年に郡の行政機能は国および各自治体へと移管され、テルシェイ郡は行政機能を伴わない名目上の行政区画となりました。現在では、郡としての実質的な行政活動は行われていません。

自治体

テルシェイ郡は、以下の4つの自治体によって構成されています。

マジェイケイ地区自治体
プルンゲ地区自治体
リエタヴァ基礎自治体
テルシェイ地区自治体

これらの自治体は、それぞれの地域において独自の行政運営を行っています。

テルシェイ郡は、歴史の中で制度の変遷を経験し、その行政機能は変化してきましたが、リトアニアの地方行政において重要な役割を果たしてきた地域と言えるでしょう。

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