テレビ東京水曜8時枠の連続ドラマ

テレビ東京水曜8時枠の連続ドラマの歴史

テレビ東京の水曜8時枠は、1983年から2000年までの間に連続ドラマを放送していた枠として知られています。このドラマ枠は長い歴史を持ち、さまざまな作品が放送されてきました。

枠の創設と初期の放送

水曜8時枠は、1983年4月10日に天知茂主演のドラマ『AカップCカップ』でスタートしました。この作品は、シリーズ初の試みであり、視聴者に新鮮な印象を与えましたが、半年ほどで放送を中断し、1985年4月には鳥越マリ主演の『花の女子校 聖カトレア学園』が放送されることとなります。

この作品はわずか3ヶ月で水曜19:00に移動し、以降は5年3ヶ月の期間中、コメディ作品が主流となります。特にこの時期のバラエティ番組は人気を集めていました。

再編と新たな試み

1990年に新たに設けられた若者ターゲットのドラマ枠は、わずか半年で撤退します。これ以降は、バラエティ番組やドキュメンタリーが中心に放送されるようになります。

そんな中、1998年1月に再び“ドラマシリーズ・家族”としてこの枠が復活しました。こちらは主にファミリー層を狙った内容で、1998年の『魚心あれば嫁心』や『飛んで火に入る春の嫁』など、親しみやすい作品が多数放送されました。

主な作品一覧

このドラマ枠では、以下のような作品が放送され、多くの視聴者に愛されてきました。

第1期

• - 1983年: AカップCカップ

第2期

• - 1985年: 花の女子校 聖カトレア学園（3ヶ月で水曜19:00に移動）

第3期

• - 1990年: 泥棒に手を出すな!
• - 1991年: ハイスクール大脱走

そして、1998年以降には以下のような作品が続きました。

• - 魚心あれば嫁心
• - 飛んで火に入る春の嫁
• - 食卓から愛をこめて
• - 田舎で暮らそうよ
• - バースデイ〜こちら椿産婦人科〜など

これらの作品は、1作品あたり約10話前後の短い形式で放送され、シリーズが完結するごとに新作が発表されるスタイルを取っていました。

終焉とその後

2000年7月期に放送された『ハッピー2』を最後に、このドラマ枠は終了を迎えます。その後はバラエティ番組『絶品!地球まるかじり』や『あっぱれ!日本一』が放送され、2021年10月からは『いい旅・夢気分』が復活し、2015年3月まで続きました。最終的には『ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜』がこの枠で放送されています。

ドラマ枠の創生から終了までの間に、様々な名作が生まれ、多くの視聴者に親しまれた水曜8時枠は、テレビ東京の歴史の中でも重要な位置を占めていました。

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