テレビ東京系列スポーツニュース枠

テレビ東京系列スポーツニュース枠は、テレビ東京を基幹局とするTXNネットワークにおいて、毎日深夜に放送されているスポーツニュース番組の総称です。この枠は、その日の主なスポーツの結果やニュース、選手へのインタビューなど、多様なスポーツ情報を日々、視聴者へ届けています。

歴史と変遷

この深夜スポーツニュース枠の歴史は、1983年に始まりました。当初はテレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知の3局で放送が開始され、その後開局した他のTXN系列局も開局と同時に番組の放送を開始し、ネットワーク全体での展開が進みました。

番組開始当初は、当時のネットワーク名である「メガTON」を冠した番組名が使用されていましたが、後にネットワークの名称がTXNへと変更されるに伴い、番組名から「メガTON」の冠が外され、シンプルに番組名のみで放送されるようになりました。

テレビ東京系列の電波が届きにくい、あるいは届かない地域への配慮として、特に東海地方や近畿地方の一部においては、テレビ愛知やテレビ大阪が周辺の一部の独立UHF放送局に対し、番組販売の形式でこのスポーツニュース番組を提供していました。これは「マイクロネット」と呼ばれる手法で、より広い範囲で番組を視聴可能にするための取り組みでした。

番組の放送形態にも大きな変化が見られます。2002年 4月からは、平日のスポーツニュース番組が「スポパラ」のような複合番組枠の一部として内包される形となりました。これは、単独のスポーツニュース番組としてではなく、他のジャンルの番組と組み合わせた、より長い放送枠の中で提供される形態です。しかし、2016年 4月以降は、平日・週末ともに再び単独のスポーツニュース番組として放送される形態に戻りました。この時期以降、毎日深夜に単独のスポーツニュース番組を放送し続けているキー局系列は、テレビ東京系列が唯一となっています。

長らく親しまれた番組名の一つに「スポーツTODAY」がありますが、この名称は平日の放送では1998年 3月に、週末の放送では2004年 3月にそれぞれ使用されなくなりました。この名称の変遷も、番組の歴史を示す重要な節目と言えます。

主な番組タイトル一覧

この歴史の中で、深夜のスポーツニュース枠では様々な番組タイトルが使用されてきました。以下に主な番組のタイトルとその放送時期を平日と週末に分けて示します。

平日

メガTONスポーツTODAY〜プロ野球速報〜（1983年 4月11日 - 1986年9月）
メガTONスポーツTODAY（1986年10月 - 1989年3月）
スポーツTODAY（1989年4月 - 1998年 3月）
スポーツ10ミニッツ（1998年 4月 - 2002年 3月29日）
激スポ!（スポパラ内、2002年 4月1日 - 2004年 3月26日） - 複合番組枠「スポパラ」に内包。
スポ魂!（スポパラ内、2004年 3月29日 - 2007年3月30日） - 同上。
メガスポ!（スポパラ内、2007年4月2日 - 2009年3月27日） - 同上。
ネオスポーツ the documentary!（2009年3月30日 - 2016年 4月1日） - 単独番組に近い形態。
追跡LIVE! Sports ウォッチャー（2016年 4月4日 - 2022年4月2日） - 平日・週末ともに再び単独枠に。
みんなのスポーツ Sports for All（2022年4月4日 - 2024年3月29日）
スポーツリアライブ〜SPORTS Real&Live〜（2024年4月1日 - ）

週末

メガTONスポーツTODAY〜プロ野球速報〜（1983年 4月 - 1986年9月）
メガTONスポーツTODAY（1986年10月 - 1989年3月）
スポーツTODAY（1989年4月 - 1998年 3月29日）
スポーツTODAY WIDE（1998年 4月4日 - 2001年3月）
激生!スポーツTODAY（2001年4月 - 2004年 3月28日）
スポーツ魂（2004年 4月3日 - 2007年4月1日）
メガスポ!（2007年4月7日 - 2009年3月29日）
ネオスポーツ the documentary!（2009年4月4日 - 2016年 3月27日）
追跡LIVE! Sports ウォッチャー（2016年 4月2日 - 2022年4月3日） - 平日同様、単独枠に。
みんなのスポーツ Sports for All（2022年4月9日 - 2024年3月31日）
スポーツリアライブ～SPORTS Real&Live～（2024年4月6日 - ）

テレビ東京系列の深夜スポーツニュース枠は、その開始以来、ネットワークの拡大や番組形態、タイトル名の変更などを経て、常に時代の変化に対応しながら放送を続けてきました。今後もTXN系列における深夜の情報発信拠点として、その役割を担っていくことでしょう。

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