ディガンの魔石

『ディガンの魔石』は、アーテックとスタジオぬえが提携し、1988年に発売されたRPGです。プレイヤーは主人公ディノとなり、機械化病に侵された妻アビリアを救うため、自航惑星ガデュリンを冒険します。

あらすじ

物語は、主人公ディノが妻アビリアを救うため、自航惑星ガデュリンを旅することから始まります。彼は各地の町を訪れ、治療の手がかりを探しますが、その旅はガデュリン全体を巻き込む壮大な計画の一部だったのです。

旅の始まりの地オロから、ディノは医師の勧めで魔法都市エドナへ向かいます。そこで、タオ・ホーという人物がアビリアを治す方法を知っているかもしれないという情報を得ます。しかし、竜の結界で出会ったタオ・ホーは、リゴルドの地下神殿バルドーンの司祭であり、リゴルドの最高権力者ゴーリアの策略によって記憶と力を失っていました。

ディノは、マイヨール一の魔導師タオ・ホーを救うため、彼を治す方法を知るという黒ドラゴンに会うべく「ロドル語の聖書」を探し求めます。エドナで聖書を手に入れたディノは、黒ドラゴンの元へ。そこでタオ・ホーを救う男マランの存在を知り、彼の力を引き出すにはエウレスにある太陽のお告げ所へ行かなければならないと告げられます。

エウレスの太陽神殿で記憶を取り戻したタオ・ホーは、ゴーリアの策略により大地の樹が暴走し、アビリアがその巨大構造体に取り込まれてしまったことを明かします。大地の樹を元に戻すため、ディノは神人の住むコルダーンへ向かうべく、リゴルドへと旅立ちます。

リゴルドでディノを待ち受けていたのは、フードで顔を隠した謎の男アレイ・ブルーでした。彼はディノを抹殺しようとしますが、リゴルドの将軍ドランに救われます。ドランを仲間に加えたディノは、アレイ・ブルーを倒すための最強の武具、竜鱗の剣と盾を手に入れ、リゴルドの地下へと進みます。

神殿の地下には、異様なダンジョン、バルドーンが広がっていました。内臓のような赤い壁の奥深くで、ディノは不気味な機械の前に座るゴーリアを発見し、激闘の末に打ち倒します。リゴルドの統治をドランに任せ、ディノはコルダーン宇宙港へと続く光の扉をくぐります。

コルダーンでディノを待っていたのは、宿敵アレイ・ブルーでした。竜鱗の剣と盾を手に、彼はアレイ・ブルーに最後の戦いを挑みます。アレイ・ブルーを倒した先には神人がおり、ガデュリン計画の全容が語られます。アレイ・ブルーもまた、ガデュリン計画の一部を担わされていたに過ぎなかったのです。

神人の力によって暴走を止めた大地の樹で、ディノはついにアビリアとの再会を果たし、長い旅を終えるのでした。

ゲームシステム

（詳細なゲームシステムについては、情報が不足しているため割愛します。）

登場人物

ディノ・アジェル: 本作の主人公。妻を救うためにガデュリンを旅する。
マラン: タオ・ホーを救う鍵を握る人物。
マルラ: (詳細不明)
リリファ: (詳細不明)
タオ・ホー: 「偉大なる魔道師」として知られる老魔道師。シリーズを通して重要な役割を担う。
ドラン: 恐竜のような姿をした獣人族バヴァリスの武人。義に厚く、ディノを助ける。
アレイ・ブルー: ガデュリン計画に関わる謎の男。ディノの前に立ちはだかる宿敵。

登場地域

物語の舞台はガデュリンの西ファーン大陸。

オロ: 物語の始まりの町。
マイヨール: (詳細不明)
バヴァリス: 獣人族の住む地域。
エウラドーナ: (詳細不明)
ゾンファー: (詳細不明)
ヒルクホーフ: (詳細不明)
ロンファール: (詳細不明)

制作スタッフ

原作: スタジオぬえ
監督・脚本: 山口祐平
美術監督: 加藤直之
作画監督: 岩滝徹
ゲームデザイン: 山口祐平、平手佳之、守本憲一
音楽: サイコソニック、津田治彦、大山曜、西村太平、崎元仁（編曲）

ディガンの魔石