ディスガイア D2

ディスガイア D2

『ディスガイア D2』（ディスガイア ディメンションツー、英題: Disgaea D2: A Brighter Darkness）は、2013年3月20日に日本一ソフトウェアから発売されたPlayStation 3用シミュレーションRPG。

概要

魔界戦記ディスガイアシリーズの原点である初代『魔界戦記ディスガイア』の主要キャラクター、ラハール・エトナ・フロンの3人を中心とした物語が描かれる、シリーズ10周年記念作品。

物語は初代の3年後を舞台とした後日談でありながら、その後のナンバリング作品とは繋がらないパラレルワールド的な位置づけ。キャラクターデザインが一新され、システム面でも多くの新要素が導入されている。

あらすじ

魔界と天界の交流が再開されて数年後、魔界では大地が天界のように変化するという異変が発生。魔王ラハールは、敵対勢力のクリチェフスコイ派のグロッソから異変について知らされる。ラハールはエトナ、フロン、そして天界から来たシシリーと共に、異変の調査を開始する。

調査の過程でラハールは、ゼノリスという悪魔と出会う。ゼノリスはエトナを見て、彼女が行方不明になった自分の妹かもしれないと言う。エトナは動揺するも、ゼノリスの言葉を否定し、彼を追い返す。その後、クリチェフスコイ派との戦いが勃発するが、ラハールはこれを鎮圧。

ラハールは異変の原因が、ゼノリスが持つ秘宝にあることを突き止め、ゼノリスと対峙する。ゼノリスは秘宝に、過去にエトナから吸い取った魔力が込められており、破壊すれば魔力が逆流しエトナの身が危険に晒されると説明。しかし、ラハールとエトナは異変の解決を優先し、秘宝を破壊する。

魔力の逆流によって倒れたエトナを連れて、ラハールは魔王城に帰還。しばらくしてエトナが目を覚まし、ラハールは彼女の無事を心から安堵する。

主要キャラクター

ラハール: 本作の主人公。先代魔王クリチェフスコイの息子で、数年前の魔王の座を巡る戦いで勝利し魔王となる。
ラハールちゃん: 魔界の異変の影響でラハールが女体化した姿。性格は変わらない。
エトナ: ラハールの家臣でプリニーの上司。ラハールに忠実だが、毒舌な一面も。
フロン: ラハールの友人で堕天使。天使に復帰するため勉強中。
シシリー: クリチェフスコイの娘を自称する天使。魔王になるため魔界へやってくる。
ゼノリス: 赤い髪の悪魔。行方不明の妹を探している。

クリチェフスコイ派

ラハールを魔王と認めない悪魔の一派。

グロッソ: クリチェフスコイ派の幹部。バルバラを操り、実質的な支配者になろうと企む。
バルバラ: グロッソ達に擁立された次期魔王候補。指示がないと動けない。

開発

開発期間は約1年。「ディスガイア」シリーズ10周年と日本一ソフトウェア20周年を記念し、初代『魔界戦記ディスガイア』の続編として開発が決定。過去作の雰囲気を残しつつ、新要素やシステム改善が図られた。

プロモーション

2012年7月11日に『Project:D』として発表され、同年10月20日のイベントで正式タイトルが公開。初回限定版には、特典としてフィギュアや設定資料集、サウンドトラックが同梱された。

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